ウィンブルドン2016 テレビ放送、出場選手、見どころ 錦織、ジョコビッチ、フェデラーも出場予定!
※ウィンブルドン2016ドロー・組み合わせ→こちら(6月24日発表)
芝のシーズンはクライマックス、ウィンブルドンが今年も行われます。
今季はここまで全豪、全仏を制しているN・ジョコビッチ。年間グランドスラム、さらには五輪でのゴールデンスラムの可能性も出てきています。 ちなみに、年間ゴールデンスラム達成者は、過去にはたった1人だけです。
そして、ゲリーウェバーOP2016を負傷で棄権した錦織圭ですが、ウィンブルドンには出場予定となっています!
ウィンブルドン2016
Marianne Bevis
日程:6月27日(月)~7月10日(日)
場所:ロンドン
サーフェス:芝(グラス)
グレード:グランドスラム
時差:-8時間(ロンドンが正午12時の場合、日本は夜20時)
メモ:伝統があるウィンブルドンでは、ミドルサンデー、白を基調にしたウェアを義務付けるなど、他の大会にはない特色があります。そして、何といっても、弾道が低くなる芝…は、ビックサーバーが有利とされています。というのも、ボールが滑るため、球足が速くなるからです。
実際、ストローク戦を得意とする錦織の芝の勝率は、クレー、ハードと比べて劣ります。とはいえ、成長を続ける錦織は屈指のリターナーと言われるまでになり、サーブも今季は大幅に向上しています。活躍する土台は整いつつあります。
ちなみに、近年の優勝者は…ナダル(2010)、ジョコビッチ(2011)、フェデラー(2012)、マレー(2013)、ジョコビッチ(2014・2015)と、見事にBIG4が独占しています。余談ですが、ジョコビッチがテニスを始めたきっかけは、幼少の時、ウィンブルドンの試合を見たためだったそうです。
スケジュール
1回戦:6月27日・28日
2回戦:6月29日・30日
3回戦:7月1日・2日
(7月3日はミドルサンデー=休日)
4回戦:7月4日
準々決勝:7月6日
準決勝:7月8日
決勝:7月10日
テレビ放送:通常通りWOWOWでは錦織の試合を生中継。その他、日本の女子選手などの放送も充実したものになると思います。サーブが強力な大坂なおみにも注目です。 地上波ではNHKが時差放送(連日0時10分頃から)を発表しています。昨年は錦織の試合の生中継があったので、以降の発表を待ちたいと思います。
錦織の放送:通常、前日に試合時間が発表されます。発表され次第、掲載していきます。
1回戦:6月27日23時~開始予定(WOWOWは生中継、NHKは0時10分~)
2回戦:6月29日23時30分~→雨のため30日に延期。21時~開始予定(WOWOWは生中継、NHKは0時10分~)
3回戦:→雨のため翌日に延期・7月2日19時~開始予定(WOWOWは生中継、NHKは0時10分~)
4回戦:7月4日22時30分~開始予定(WOWOWは生中継、NHKは0時10分~)※第2コート・第2試合(第1試合は19時30分開始)
準決勝:7月8日21時~、24時~:フェデラーVSラオニッチ、マレーVSベルディヒ(WOWOWは生中継、NHKは0時10分~)
決勝:7月10日22時~(WOWOW、NHK・Eテレで生中継)
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2015年の上位進出者
要注意なビックサーバー
(写真はラオニッチとカルロビッチ)
芝で威力を発揮するビックサーブ。ハードでも脅威となる強力なサーブですが、芝ではより威力を増します。上位選手でビックサーバーといえば、M・ラオニッチ(9位)、K・アンダーソン(20位)、I・カルロビッチ(28位)などがいます。また、若手ではキリオス(19位)も強力なサーブを持っています。こういった選手と対戦する場合、タフな試合となるでしょう。
2015年は、ラオニッチが3回戦敗退、カルロビッチ、アンダーソンはベスト16。
注目の出場選手
ノバク・ジョコビッチ(1位)
Marianne Bevis
セルビア 今季成績:42勝3敗
2016年の最大の注目は、ジョコビッチが唯一・四大大会で手にしていない全仏OPで優勝するか、どうかでした。決勝のマレー戦で勝利をつかんだジョコビッチは生涯グランドスラムを達成し、名実ともに歴史に名を刻んだことになります。 しかも、全仏OPを制したジョコビッチにとっては、ウィンブルドン、全米OPを制すると、年間グランドスラムをも達成することになります。さらには、リオ五輪ではキャリア・ゴールデンスラムもかかります。
…以上のように、2015年に続き、絶対王者ジョコビッチは、さらに快進撃を続け、偉業を達成しそうな勢いです。
ちなみに、そんなジョコビッチを2016年に破っているのは、実質2人だけです(1敗は途中棄権)。 そのジョコビッチを破っている数少ない選手はA・マレー(2位)とJ・ベセリ(68位)だけです。
錦織圭(6位)
Kei Nishikori / chascow
日本 今季成績:32勝9敗
ストロークを得意とする錦織にとっては、ビックサーバーが有利な芝は、苦手とするサーフェスです。しかし、成長を続ける錦織は、課題だったサーブも向上しており、オールラウンドに活躍できるようになってきています。進化を続ける錦織の芝のシーズン、どのようなプレーを見せるのでしょうか!?
ちなみに、前哨戦であるゲリーウェバーOP2016では、1回戦を突破しましたが、試合中に脇腹を痛めて、2回戦を棄権しています。 今季はリオ五輪も控えているだけに、コンディションに気を付けて、芝を乗り切ってほしいところです(2015年のウィンブルドンは、ふくらはぎを痛めて、2回戦を棄権)。
A・マレー(2位)
Marianne Bevis
英国 今季成績:27勝6敗
今季はBNLイタリア国際・決勝でジョコビッチを撃破。しかし、全仏OP・決勝では逆転負けを喫して、力の差を見せつけられた状況でした(全豪、マドリードでも決勝で敗退)。とはいえ、地元開催のウィンブルドン、高い守備力とオールラウンダーぶりを誇るA・マレーは、とにかく研究熱心で、他の選手の試合を見るのも好きなプレイヤーです。芝ではどのような戦略を見せるのか、注目が集まります。
R・フェデラー(3位)
Marianne Bevis
スイス 今季成績:14勝5敗
2016年は全仏OPを欠場するなど、出場試合数が限られているフェデラー。年齢、怪我などが心配されます。
とはいえ、生涯の出場確約をしているゲリーウェバーOP2016で復帰して、ベスト4に残っています。
芝の王者と呼ばれるフェデラーですが、ウィンブルドンではここ2年、決勝でジョコビッチに敗れています。はたして、2016年は再び栄冠を手にすることができるのでしょうか!?
R・ナダル(4位)
スペイン 今季成績:29勝3敗
S・ワウリンカ
スイス 今季成績:27勝9敗
D・ティエム(7位)
国籍:オーストリア 今季成績:44勝11敗
N・キリオス(19位)、L・プイユ(29位)ら、錦織の下の世代の台頭が目立っている2016年。その中でも、圧倒的な存在感を示しているのが、攻撃力の高いフォア、懐の深い片手バックハンドを持つD・ティエムです。現在、トップ10で、最も若いプレイヤーとなっています(22歳)。
今季はすでに4勝をあげ、フェデラー、フェレール、ゴファン、チリッチなどを破っています。そして、ついにトップ10入りもはたし、猛烈な成長ぶりを見せています。
四大大会では、2014年の全米OPで4回戦進出が最高成績でした。しかし、2016年の全仏OPでは、ベスト4まで勝ち上がっています。 まさに、次代を担うトッププレイヤー候補と言っていいティエムですが、芝では、どのようなプレイを見せるでしょうか!?
ちなみに、ウィンブルドンでは2014年が1回戦、2015年が2回戦敗退と、まだ結果を残せていません。
ティエムの対BIG4+錦織の対戦成績
ティエム0-3ジョコビッチ
ティエム0-2A・マレー
ティエム2-1フェデラー
ティエム1-2ナダル
ティエム0-2錦織
T・ベルディヒ(8位)
チェコ 今季成績:22勝11敗
M・ラオニッチ(9位)
カナダ 今季成績:29勝7敗
R・ガスケ(10位)
フランス 今季成績:18勝8敗
D・ゴファン(11位)
JF・ツォンガ(12位)
M・チリッチ(13位)
D・フェレール(14位)
G・モンフィス(15位)
RB・アグト(16位)
J・イズナー(17位)
G・シモン(18位)
N・キリオス(19位)
K・アンダーソン(20位)
※2016年6月17日現在
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