女子W杯 なでしこ決勝で敗退 監督、宮間、岩渕、宇津木ら選手のコメント アメリカの声も…
W杯決勝では、前半の序盤に立て続けに失点した日本が、反撃も及ばず2-5で敗れました。とはいえ、2大会連続で決勝まで勝ち進み、成果を残した日本代表。悔し涙を流す選手も多くいましたが、このくやしさは次につながると思います。来年の2月にはリオ五輪のアジア予選が控えています。
佐々木監督
最後まで選手はよく走ってくれた。選手には誇りをもっている。(この敗戦は)自分たちのサッカーを見つめなおすだけ。一生懸命頑張っている選手たちを信じて、試合を見ていた。ファイナルまできたことは成功。次の世代が入ってきて、パワーアップすることが重要。(試合を通して)最後まで諦めないで、走りきることができた。(この4年間は)選手たちと楽しく、積み重ねてこれた。
宮間あや
応援してくださったみなさまに申し訳ない。後悔はないが、チームを勝たせられなかったことが残念だった。自分がやれることはすべてやった。チームのみんなも文句をいわずに、がんばってくれた。難しい試合の中で、チーム全員ががんばった。この4年間は、最高の仲間を手に入れた4年間だった。
岩渕真奈
くやしいです。自分たちにできることはたくさんあった。結果は結果なので悔いしか残っていない。この23人で戦うのは最後だが、本当にいいチームだったと思う。もっと、もっと、なでしこを知ってもらえるように頑張りたい。
宇津木
チーム全員が出し切った結果が2位なので、相手チームをリスペクトしたい。課題が多く残った。結果をしっかり受け止めながら、もう1度みんなで話し合いたい。世界2位を誇りに思いながら、また成長していきたい。
(この4年間について)自分が変わったことは微々たること。技術というよりも、コミュニケーションの大切さ、団体スポーツの大切さ、人間として大切なこと、チームとして何が大切なのかを振り返れた4年間だった。なでしこのメンバーのすごさを考えられた4年間だった。
有吉
残念だったが、これが実力差。早い時間での失点が大きかった。最高のメンバーだった。胸を張って帰りたい。
川澄奈穂美
当たり前ですが、負けてくやしいです。でも、サッカー人生で決勝を戦える瞬間が何度もありません。ここまで連れてきてくれた仲間とスタッフ、応援してくださったみんなに心から感謝しています。次のステップアップのため、また今日から良い準備を始めたいと思います。
大野忍
今はもう大会が終わったという感じ。先のことは考えていないので、リーグに集中したい。ここで見せたプレーをリーグでも出していきたい。
エリス監督
本当にうれしい。このチームを誇りに思います。選手一人一人が夢をもっていた。ロイドのことは野獣と呼んでいるが、最高のプレーを見せた。日本を非常にリスペクトしているが、今日の試合は私たちがよく集中して、完璧なプレーができた。
ロイド(決勝でハットトリック)
(優勝は)言葉では表現できない。このチーム、一人一人を誇りに思います。(ハットトリックは)使命感でした。勝たなくてはいけないという…そのために、日々、反復練習をしてきた。信じられない素晴らしいグループで、一丸となって勝ち得た優勝です。エリス監督は我々を信じてくれました。
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