速報 世界陸上2015 女子・5000m 決勝
大会最終日である8月30日20時15分より、決勝が行われる女子5000m。ディババ三姉妹のゲンゼベや、世界歴代3位の記録を持つアヤナが出場します。注目の決勝戦を制し、トラックの女王になるのは、どの選手でしょうか!?
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予選
1500mで世界記録保持者のG・ディババ。世界陸上でも金を獲得しています。5000mはどのような結果を出すのでしょうか…。日本では、尾西、鈴木、19歳の鷲見が出場します。上位5着プラス5名が決勝進出です。
1組:G・ディババ、チェロノ、尾西
スタートから尾西は先頭に出ました。積極的なレースを展開。G・ディババは後方に付けています。
1000m(3分04秒77)
1000mを超えても、尾西が先頭を走っています。
集団から、ジャマイカの選手が遅れました。
尾西は自己ベストより、速いペースで先頭を行きます。
2000m(6分10秒57)
2000mも尾西が先頭で通過。
3000m(9分20秒台)
3000mを超えると、英国のトフェルが先頭。にわかにペースが上がっているか…尾西も2番手で走っています。
先頭集団は8人ほどに絞られています。
尾西の後ろには、ケニアのチェプタイが3位を走ります。ディババは8位。
残り3周でケニアのチェロノがスパート。尾西はあっという間に抜かれ、先頭集団から遅れました。残り1000m。尾西は6位。
4000m(12分26秒台)
尾西はペースダウン、7位に落ちました。
ディババは2位。
先頭集団は5人に絞られ、ペースは落ち着きました。最後の1周の鐘が鳴ります。ケニア勢の2人がトップ争い。尾西もスパート。
終盤でディババが抜け出し、1位でゴール。尾西は6位の選手を抜いて、6番でゴール(15分33秒84)。尾西は記録で決勝進出!
1位:ディババ(15分20秒82)、2位チェロノ(15分20秒94)、3位ベレテ(15分20秒94)、6位:尾西
2組:アヤナ、鈴木、鷲見
スタートから鷲見が積極的に先頭に出ました。普段からフロントランナータイプの鷲見ですが、小出監督の元で練習を積んでいます。
2組目に比べると、スローな展開。
2週目で鈴木が2番手に出て、序盤は、日本代表が先頭を引っ張っています。
鈴木は前に出ると、1位に出ました。
日本勢で1、2位争いを展開しています。
1000m(3分16秒台)
鈴木が1000mをトップで通過。
残り9周で鷲見が遅れ、集団にのまれました。
鈴木がトップ、エチオピア勢が2番手を走ります。
日本の鷲見は、最後方まで落ちました。
3000m通過すると、アフリカ勢がギアを上げました。集団は縦長になり、数人の選手がふるい落とされています。鈴木は2位、3位、4位と落ちていきます。しかし、4位で粘りの走り、先頭についていきます。
先頭はエチオピアのアヤナです。鈴木はペースを上げて3位に上がって、残り3周です。
4000m(12分13秒87)
3位のエチオピアの選手と、激しい3位争い。険しい表情で、鈴木が残り2周です。
先頭のアヤナは2位にだいぶ差をつけています。
4400mを超えて、鈴木が3位から離されました。
残り1周…鈴木もペースは落ちていません。
鈴木は4位でスパート。アヤナは独走でゴール。鈴木はゴール前でペースが落ちて2人に抜かれ、6位でしたが、記録で決勝進出。鷲見は11位でゴール。
1位アヤナ(15分9秒40)、6位鈴木(15分28秒18)、11位鷲見
決勝
注目選手:ディババ(エチオピア)、アヤナ(エチオピア)、尾西美咲、鈴木亜由子
鈴木、尾西がスタート直後から前を狙っていきます。日本勢2人が先頭で走っています。早いペースで進んでいきます。序盤、後ろの集団は追わないため、
少し差がついています。
しかし、1周を過ぎると、エチオピアのディババ、アヤナが追いかけて、追いつきました。
縦長の集団は10人となっています。
1㎞(3分1秒66)
1000mを超えて、鈴木が前に出ています。
2000m
2000mを超えると、アフリカ勢ギアを上げて、鈴木、尾西を置き去りにしていきました。
先頭集団は5人となり、脱落する選手が続出しています。
3000m(8分55秒)
3000mを超えてエチオピアのディババ、アヤナが独走気味になっています。
鈴木は9番手、尾西はさらにその後ろになります。
3周になると、アヤナがロングスパート、ディババとの距離を開けていきます。
4000mを超えても、アヤナが独走。ディババとの距離をさらに広げました。ディババも追走するも、追いつけません。
アヤナが残り1周、ロングスパート作戦が見事に決まっています。ディババを完全に置き去りにしました。
独走のアヤナが4800mを通過し、ゴールに向かいます……最終コーナーでもスピードは落ちません、見事に圧勝のゴール(14分26秒83)、2位はテフェリ(14分44秒07)、3位ディババ(14分44秒14)、鈴木は8位争いで最終コーナー通過、最後に入賞争いを演じるも、8位の選手にわずかに届きませんでした。鈴木は9位(15分08分29)、尾西は14位。