再起に挑む長谷川穂積 日本のエースだった男は再び、立ち上がれるのか!? 経歴、エピソードなどを紹介!
34歳の長谷川穂積が再起をかけて、試合を行います。気になるTV放送ですが、日テレジータスで5月9日、20時~21時半の時間帯で放送されます。今回の相手は、29戦29勝とパーフェクトな結果を残しているメキシコのオラシオ=ガルシアになります。復帰戦としては強敵ですが、長谷川は見事な復活をはたすことができるのでしょうか!? 試合はフェザー級、ノンタイトルの10回戦で行われます!
長谷川穂積
出典:http://m-6ff15f8275c87400-m.cocolog-nifty.com/
兵庫県西脇市出身
1980年12月16日生まれ
真正ボクシング所属
プロ戦績38戦33勝5敗(15KO)
サウスポー
168㎝
リーチは169㎝
第26代WBC世界バンダム級王者
第42代WBC世界フェザー級王者
バンダム級では5年にわたり10度の王座防衛に成功し、日本のエースと呼ばれていた。
長谷川が所属する真正ジムの会長で専属トレーナーの山下正人は、元警察官でボクシング経験皆無という異色の経歴の持ち主である。
座右の銘は「意思道拓」
また「人生は勝ち負けじゃない。勝ちっぷり、負けっぷり」という言葉も残している。
経歴
出典:http://aliceinhell.at.webry.info/
小学校2年時に、元プロボクサーの父親からボクシングを教わるようになる。が、あまりの厳しさに反発して、一時期は卓球部に所属していた。
高校時代に夫人となる女性と遠距離恋愛になり、それが理由で留年して、中退している。そして、女性の父親に同居する条件として、ボクシングジムで練習するように言われて、ボクサーの道を歩み始める。
1999年にプロデビュー。4回戦時代は2度の判定負けを喫している。
2003年にOPBF東洋太平洋バンダム級王座を獲得。
2005年に15度防衛しているウィラポンと対戦。ウィラポンは辰吉、西岡らを破っている猛者であったが、12回まで壮絶な打ち合いの結果、3-0の判定勝利をおさめる。
初防衛を果たすと、2度目には再びウィラポンと対戦。9回に長谷川の右フックのカウンターが決まり、勝利をおさめた。試合後、リングにあがった辰吉は、ウィラポンの腕をかかげ、長谷川を無視して控室に消えていくという事件がおきた。
3戦目はヘナロ・ガルシアと対戦し、判定勝利。
4戦目、5戦目も判定勝利だった。
6戦目は左ストレートのカウンターでダウンを奪うなど、KO勝利となった。
7戦目のバルデス戦は、2回KO勝利だった。
8度目は左クロスカウンターで1RでKO。
9度目はロチャとの対戦で、1R、KO勝利だった。
10度目の防衛は、ペレスと対戦。4ラウンドに左ストレートのパンチが2度顔面をとらえてKO。この勝利により、具志堅以来2人目の同一王座の10度防衛に成功する。
11度目の防衛戦は、フェルナンド・モンティエル相手に2010年に行われた。WBO世界王者であり、3階級制覇している強豪のモンティエルとの統一戦は、4回に左フックを受けた長谷川がTKOとなり、王座陥落となった。この試合で、長谷川の右あごは骨折していた。
2010年にはフェザー級に挑戦。王座決定戦で、ファン・カルロス・ブルゴス相手に、12ラウンドを戦い、判定勝利をおさめて2階級制覇をはたした。
2011年には初防衛戦で、ジョニー・ゴンサレスと対戦するも、4回に右フックでKOされた。
その後も現役を続行し、2014年にはIBF世界スーパーバンダム級王者のキコ・マルチネスと対戦するが、7回にTKO負けを喫した。
ファイトスタイル
超高速の連打、必殺のカウンターパンチ、卓越したディフェンス、豊富なフットワークを生かしたスピードなどの長所を持っている。
世界王者になる前は、スピードとバランスを生かしたボクシングで、ポイントを稼いで勝つためのスタイルを徹底。地味なチャンピオンだった。しかし、王者になって以降はファイトスタイルを変更し、10度防衛のうち、7度のKOをはたしている。
世界王座の在位期間は日本歴代2位を誇った。
2014年の4月の世界戦に敗れて、引退もささやかれたが現役を続行した。
エピソード
恐妻家として知られる長谷川は、17歳の時に知り合った女性・泰子さんと2002年に結婚している。妻は減量に苦しむ長谷川と一緒に減量に付き合ったり、料理にとても気を配るなど献身的であるため、長谷川は常に妻への感謝を口にしている。一方でTVのネタ的に「夜に自分で洗濯をしている」といった発言もある。夫人との間には2人の子供がいる。
2006年には母親が大腸がんを患い、高額な医療費を稼ぐためにもという理由で、長谷川は奮起し続けたが、2010年10月に死去している。その年の11月に長谷川は王座獲得をはたし、リング状で母親の遺影を掲げた。
粟生隆寛を弟のようにかわいがっている。同じ日に世界挑戦した粟生が敗戦すると、試合後に勝利した長谷川が「彼は負けてしまったけれど、とても良い試合をしていて勇気をもらって、勝つことができました。どうか、これからも彼を応援してください」と語った。これを聞いていた粟生は控室で号泣したという。
名城信男とは、スパーリングパートナーを務めるなど、親交がある。
プロ野球の松阪大輔と親交があり、西武の試合で始球式をつとめたり、共にキャンプで練習したことがる。また、プロ野球では元阪神の金本、赤星と食事をする仲である。
他格闘技で好きな選手は、総合の五味隆典、魔裟斗をあげている。
時計店でアルバイトしていたが、世界王者になってからもしばらく続けていた。