マイアミOP準々決勝の錦織の相手はラオニッチを破ったマラソンマン、ジョン・イスナー!
錦織選手はここまで期待以上の活躍を見せています! 準々決勝に進めばいよいよトップ10プレイヤーであるミロシュ・ラオニッチとの対戦の可能性が高まります! どちらも、BIG4の牙城を崩す若手として期待されています。ちなみ、錦織はダビド・ゴフィン、ラオニッチはイスナーとそれぞれ、4回戦(ベスト16)を戦います。
ジョン・イスナー
John Isner / Kulitat
アメリカ出身
208cm/108kg
右利き・両手打ち
現在、ランキング24位(最高は9位)
アメリカの大学経由のプロ選手
その上背を生かした高速のビックサーブが最大の武器で、角度も鋭く打てる
ファーストサービスを高速フラットに、セカンドをコースに打ち分けてエースを量産する
このようにサービスで崩し、サーブ&ボレーを狙うパターンが決まると彼のテニスになる
特に有名なのが記録的な長い試合になった2010年のウィンブルドンの1回戦のマラソンマッチ。彼はその後「マラソンマン」というあだ名がついた(以下を参照)
試合後には友人のアンディ・ロディックがピザ3枚、あらゆる種類のチキン、マッシュポテトを届けてくれ、大量のファーストフードで栄養補給したそうだ
ニコラ・マユとの試合で、実に3日間、合計11時間5分、183ゲームを行っています。
試合後、2人は力強く抱き合った。異例中の異例で、試合後にはコート上で世界記録達成の表彰まで行われた。イスナーは「少しだけ疲れたね」と話し、敗れたマユは「これ以上ない戦いだった」とこぼれそうな涙をこらえた。観客席からは、拍手が鳴りやまなかった。
69―68で迎えた第138ゲームで、ついに終止符が打たれた。マッチポイントでイスナーのパッシングショットが決まった。超満員の観客から大歓声。勝利が決まった瞬間、コート上に仰向けに倒れ込んだ勝者は「ちょっと疲れたけど、この素晴らしい雰囲気の中で疲れたなんて言えない。観客は最高だった」と感慨深げに話し、敗れたマユも「これ以上ない戦いだった」。試合後はそのままセレモニーを開催。選手2人と主審に記念品が渡され、2人は「70―68」と表示されたスコアボード前で記念撮影して別れた。
この試合をさばいたのは、スウェーデンのモハメド・ラヒアニさんです。
7時間以上、ずっと椅子に座って審判をつとめたので、他の選手からトイレに行かなくても大丈夫なのか、心配の声が出るほどでした。
「私はエコノミークラスで移動しているから、7時間コートに座っていることなど何ともない。一生に一度というべきこのような特別な試合にかかわれたことは素晴らしく、疲れる暇もなかった」
出典:ウィンブルドンの死闘、11時間5分で決着 - 夢と希望と笑いと涙の英語塾
ミロシュ・ラオニッチ
出典:http://nisigorikei.blog.so-net.ne.jp/
出身はモンテネグロだが3歳でカナダに移住
196cm/98kg
右利き・両手打ち 現在、ランキング6位
ツアーシングルス6勝(2014年度末)
カナダのエース
長身から繰り出す高速サーブは250km/hを誇る真のビックサーバー
1stサービスのポイント獲得率など、サービス関連のスタッツはほとんどの部門でトップクラスである
守備より攻撃的テニスを好むのは、憧れであるピート・サンプラスの影響があるようだ
2010年の楽天OPが活躍のきっかけの一つとなったため、日本びいきになった。有名な親日家である
お寿司が好物
2014年には全米ベスト16で錦織と対戦して敗れている。試合終了時間が夜中の2時を回る熱戦だった
2015年のBNPバリパ・マスターズではナダルを破ってベスト4に進出した
→ナダル戦の速報/準決勝でフェデラーに敗れた試合