全仏OP2015の見どころや放送予定は!? 錦織、ジョコビッチの優勝の行方は…!?
2015年のグランドスラム全仏OPが5月24日より、いよいよ始まります! この大会の見所は、ノバク・ジョコビッチが生涯グランドスラムを達成できるかになります。ちなみに、今シーズン、立て続けに全豪OP、マスターズ4連勝と、際立った強さを見せています。対戦相手も、フェデラー、ナダル、マレーといったBIG4を破っており、彼を誰が止められるのか…そういった声が出るほどです。そして、もう一つの見所といえば、クレーコートで好調の錦織が、グランドスラムに手が届くかどうか…という点も大きな注目になるでしょう。とにかく、錦織が上位進出するためには、組み合わせも大きなカギになてくると思います。とにかく、楽しみな全仏OPになりますが、このページでは見所、放送予定、大会概要などをまとめています!
1.開催期間:5月24日(日)~6月7日(日)
2.放送予定
WOWWOWは連日生放送予定
テレビ東京:錦織圭の試合をすべて放送予定(生放送かどうかは今のところ不明です。テレビ東京はよく、CMを入れるため、ディレイ放送でスポーツ中継することが多いです。ちなみに、テレビ東京を見られる地域は首都圏、北海道、愛知、大阪、岡山、香川、福岡ということです)。
NHKについては、現状不明です(ウィンブルドンは放送するそうです)。
3.大会概要
フランスのパリ、スタッド・ローラン・ギャロス競技場で開催。この名前は、飛行家のローラン・ギャロス(第1次世界大戦のフランス・エースパイロット)に由来している。
1891年にフランス選手権として創設された。
1995年にセンターコート「コート・フィリップ・シャトリエ」が創設された。
4大大会唯一のクレーコートである。
14度グランドスラム大会を制しているピート・サンプラスが唯一、優勝できなかった大会である。フェデラーでさえ、1度の優勝しかない。このように、キャリア・グランドスラムを目指す選手の、最大の障壁となっている。
技術はもちろんのこと、最後は精神力がものをいう最も過酷なトーナメントと称されることがある。
過去10年のうち、ナダルが9度優勝している大会。このことから、ナダルはキングオブクレーと呼ばれるようになった。9度の優勝は歴代1位である。
4.近年の大会優勝者( )は準優勝
2005年:ラファエル・ナダル(マリアノ・プエルタ)
2006年:ラファエル・ナダル(ロジャー・フェデラー)
2007年:ラファエル・ナダル(ロジャー・フェデラー)
2008年:ラファエル・ナダル(ロジャー・フェデラー)
2009年:ロジャー・フェデラー(ロビン・セーデリング)
2010年:ラファエル・ナダル(ロビン・セーデリング)
2011年:ラファエル・ナダル(ロジャー・フェデラー)
2012年:ラファエル・ナダル(ノバク・ジョコビッチ)
2013年:ラファエル・ナダル(ダビド・フェレール)
2014年:ラファエル・ナダル(ノバク・ジョコビッチ)
5.ノバク・ジョコビッチは生涯グランドスラムを達成できるのか!?
歴代優勝者をご覧いただけばわかると思いますが、ジョコビッチは2012年と2014年に準優勝しています。対戦相手は、共にラファエル・ナダル。この時は、2度とも、1-3で敗れています。ですので、最大のライバルになるのはラファエル・ナダルです。
しかし、今季のナダルは不調で、キングオブクレーの名に陰りが出ています。バルセロナOPでは3回戦で早々と敗退。ロレックスマスターズでは、準決勝まで進んでいますが、ジョコビッチに3-6、3-6でストレート負けを喫しています。試合内容はとてもおもしろく、観客を沸かせていました。ジョコビッチが熱戦の中で点を取られたときに、驚くほど充実感を漂わせていました。そういう意味でこの2人の戦いは名勝負になると思いますが、現地点として今季は、ジョコビッチが大きくリードしています。
とはいえ、全仏OPで生涯グランドスラムを目指すので、プレッシャーがかかってくるのは間違いありません。ちなみに、2015年シーズンはジョコビッチは2敗しかしていません。対戦相手の1人はフェデラーです。もう一人は……以下の記事に書いてあります!
一つ言えるのは、ビックサーバーはやはり、どんな相手でも大きな武器を持っているということです。そういう点から考えると、ラオニッチ、好調のイスナーなどもジョコビッチと当たる場合には、注目になります。
ちなみに、今季ジョコビッチを苦しめた上位選手といえば、1セット奪っているベルディヒ、錦織圭などが挙げられると思います。また、ジョコビッチは現在、22連勝中ということで、全仏OPで土がつくのかどうかも注目が集まります。
☆ジョコビッチを今季破っている2人の選手とは!? 一人は意外な選手!?→こちら
6.錦織圭はグランドスラムに手が届くのか…!?
日本のメディア的には優勝候補ということで、報道されるかもいしれませんが、トップ10選手に勝つのは容易ではありません。また、トップ20クラスでも、相性などで厳しい対戦にもなります。やはり、ツアーのトップ選手のレベルは高いです。ただ、今季、クレーコートでの錦織は強いです。一概には言えませんが、格下には無類の強さを発揮することが多くなっています。
クレーコートはストロークに長けた選手が有利ですが、世界トップクラスのストローク力を持つ錦織は大きな利点を持っていると言えるかと思います。
ただ、今季は29勝7敗(執筆時点)とトップクラスの成績を上げている錦織の敗戦相手を見ると、フェレール、フェリシアーノ・ロペスといったベテランの名前が見えます。経験の前に、リズムを乱されて敗戦というパターンがありました。他の選手ではラオニッチ、イスナーなどビック・サーバーに敗れています。このように、ベテラン、ビックサーバーに敗れている点は、注目すべき点の一つかと思います。あとは、BIG4には今季勝てていないので、それを踏まえて、組み合わせに注目していきたいと思います。
ちなみに、世界中のメディアから、優勝候補の3,4番手に上がっているということですが、全仏OPに向けて、昨年よりもフィジカル、技術ともパワーアップしているのは間違いないでしょう。
☆今季錦織が敗れている選手は、どのような選手がいるのか?→こちら