シティ・オープン2015 錦織の決勝は、サーブの使い手、マラソンマン、ジョン・イズナー戦
怪我からの復帰大会、シティ・オープンの決勝戦の相手は、今季1敗しているジョン・イズナーとなりました。トップ20に入るサービスの使い手で、好調の時は、ストローク戦でもトップレベルの選手です。はたして、錦織はイズナーを破って、優勝を飾ることができるのでしょうか!?
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ジョン・イズナー
John Isner / Kulitat
アメリカ出身
208cm/108kg
右利き・両手打ち
現在、ランキング18位(最高は9位)
今季成績:31勝14敗
アメリカの大学経由のプロ選手
その上背を生かした高速のビックサーブが最大の武器で、角度も鋭く打てる。
ファーストサービスを高速フラットに、セカンドをコースに打ち分けてエースを量産するサーブの使い手。
このようにサービスで崩し、サーブ&ボレーを狙うパターンが決まると彼のテニスになる。
タイブレークへの突入率が高く、そのタイブレークでの勝率はかなり高い。
今季は7月末のBB&T アトランタ・オープンで優勝(ATP250)。
マイアミOP(マスターズ)では、準々決勝で錦織にストレート勝ちしている。この時は、錦織が苦笑するほど、得意のサーブに加え、ストロークも絶好調だった。
特に有名なのが記録的な長い試合になった、2010年のウィンブルドンの1回戦のマラソンマッチ。彼はその後「マラソンマン」というあだ名がついた(以下を参照)
試合後には友人のアンディ・ロディックがピザ3枚、あらゆる種類のチキン、マッシュポテトを届けて、大量のファーストフードで栄養補給したそうだ。
ニコラ・マユとの試合で、実に3日間、合計11時間5分、183ゲームを行っています。
試合後、2人は力強く抱き合った。異例中の異例で、試合後にはコート上で世界記録達成の表彰まで行われた。イスナーは「少しだけ疲れたね」と話し、敗れたマユは「これ以上ない戦いだった」とこぼれそうな涙をこらえた。観客席からは、拍手が鳴りやまなかった。
出典:ウィンブルドンの死闘、11時間5分で決着 - 夢と希望と笑いと涙の英語塾
69―68で迎えた第138ゲームで、ついに終止符が打たれた。マッチポイントでイスナーのパッシングショットが決まった。超満員の観客から大歓声。勝利が決まった瞬間、コート上に仰向けに倒れ込んだ勝者は「ちょっと疲れたけど、この素晴らしい雰囲気の中で疲れたなんて言えない。観客は最高だった」と感慨深げに話し、敗れたマユも「これ以上ない戦いだった」。試合後はそのままセレモニーを開催。選手2人と主審に記念品が渡され、2人は「70―68」と表示されたスコアボード前で記念撮影して別れた。
出典:ウィンブルドンの死闘、11時間5分で決着 - 夢と希望と笑いと涙の英語塾