5/22~全仏オープン2016 出場選手、テレビ放送、見どころ 錦織も出場、ジョコビッチはキャリア・グランドスラムがかかる!
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クレーシーズンもいよいよ大詰め、グランドスラム・全仏オープンの季節となりました。 クレーでは、ハード以上に好成績をおさめ、全仏オープンでの活躍が期待される錦織圭。 はたして、どのようなプレーを見せるのでしょうか!?
全仏オープン2016
IMG_2782 / Marianne Bevis
日程:5月22日(日)~6月5日(日)/予選は5月16日(月)~5月20日(金)
場所:ローランギャロス(フランス・パリ)
サーフェス:屋外クレー
グレード:グランドスラム
2015年の優勝者:スタン・ワウリンカ
メモ:四大大会、唯一のクレー(赤土)コートで戦う大会。球足が遅く、バウンドがはずみ、球威が落ちる傾向があるため、ビックサーバーよりも、ストロークが得意な選手が有利と言われている。そのため、ナダルのようなクレーコート・スペシャリストの活躍が目立ち、意外な選手が活躍することもある。ストローク力の高い錦織にとっても、可能性が大きい大会の一つだ。
ランキング上位104人、予選通過の16人、ワイルドカード(主催者推薦)の8人が出場できる。
日本では、ダニエル太郎(88位)、西岡良仁(104位)、伊藤竜馬(106位)、杉田祐一(109位)の出場可能性がある。
なお、日本との時差は-7時間である。フランスが正午12時の場合、日本は午後7時となる。
スケジュール
1回戦:5月23日~25日
2回戦:5月26日~27日
3回戦:5月28日~29日
4回戦:5月30日~31日
準々決勝:6月1日~2日
準決勝:6月3日~4日
決勝:6月5日
テレビ放送:WOWOWは、錦織の試合だけはなく、連日様々な試合を生中継で放送する。また、地上波ではテレビ東京が、生中継を中心に放送することが決定している。なお、生中継ができない場合は、なるべくLIVEに近い形で、録画放送すると発表している。
錦織の試合予定
1回戦:5/22 第1試合(18時開始)終了後、第2試合(WOWOWは生中継、テレビ東京は19時54分〜)→雨で5/23に順延(第2試合に組まれており、20時~21:30頃開始と予想されます。WOWOWはライブ、テレ東は24時12分~)
2回戦:5/25(18時~開始予定):WOWOWはライブ、テレ東は21時~放送
3回戦:5/27(21時~開始予定):WOWOWはライブ、テレ東は20時54分~放送
4回戦:5/29(23時~開始予定):WOWOWはライブ、テレ東は21時48分~放送
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トップ選手の2015年の全仏OP結果
注目の出場選手
ノバク・ジョコビッチ(1位)
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国籍:セルビア 今季成績:35勝3敗
昨季はBIG4時代から、ジョコビッチ1強時代を築き上げた絶対王者。
高い守備力、コートカバーリング力、機動力を保持し、サーブではプレースメント(配球)も良く、メンタルも王者にふさわしい強さを持つオールラウンダーだ。
2016年は早くも、全豪OP、BNPバリパOP、マイアミOP、マドリードOPを制するなど、ビッグトーナメントでも無類の強さを発揮している。
そんな圧倒的な強さを誇るジョコビッチだが、四大大会で唯一勝っていないのが全仏オープンである。すなわち、今大会はキャリア・グランドスラムがかかる大会となり、最も注目されるプレイヤーとなるだろう。
ちなみに、第1セットを取った場合の連勝が続いている。第1セットを取ったにもかかわらず、最も最近で負けたのが、全仏オープン2015の決勝・ワウリンカ戦だった。
はたして、全仏オープンでジョコビッチは優勝を飾るのか…優勝すれば生涯グランドスラムを達成するだけではなく、リオ五輪ではキャリア・ゴールデンスラムも狙えることになる。
錦織圭(6位)
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国籍:日本 今季成績:28勝8敗。
アメリカIMGアカデミーで育った錦織は、得意コートをハードと語っていた。しかし、クレーではハード以上に、錦織のストローク力、リターン力、俊敏性を活かしたフットワーク、精度の高いショットを武器とする攻撃力などが活かされ、結果につながっている。特に早い展開から、前に踏み込んで、相手に時間を与えない正確無比のショットは、大きな得点パターンになっている。加えて、メンタル面での成長も目立っており、BIG4をも苦しめる試合展開を続けている。
全仏オープンでは、昨季のベスト8以上の期待がかかる。
追記:BNLイタリア国際(ローマ)・準決勝では、ジョコビッチ戦で、フルセット・タイブレークまで持ち込む激闘を展開。日本から訪れた観客が思わず涙するほど、一進一退の攻防となり、手ごたえを得ている。結果、ジョコビッチは決勝のマレー戦で疲労もあり、敗退する要因の1つになっている。
錦織のここ5年の全仏成績
ロジャー・フェデラー(2位)
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国籍:スイス 今季成績:11勝4敗
今季は手術もあり、出場大会はブリスベン国際、全豪OP、モンテカルロ・マスターズ、ローマ・マスターズの4大会にとどまっている。試合勘、フィジカル面などが心配されるが、昨季はジョコビッチから唯一3度土をつけるなど、全仏OPでも活躍が期待される。 2015年は新戦法セイバー(リターンダッシュ)を編み出すなど、テニスへの情熱はキャリア後半になってなお衰えを知らない。
アンディ・マレー(3位)
IMG_0973 / Marianne Bevis
国籍:英国 今季成績:20勝5敗
子供が生まれた影響で、序盤戦は試合数を制限していたこともあり、試合勘に不安があった。しかし、4月のモンテカルロ・マスターズ以降は調子を取戻し、ベスト4、準優勝という成績で来ている。マドリードでは復活したナダルを破るなど、苦手とするクレーでも確かな自信を得ており、ジョコビッチを止められる可能性があるプレイヤーの1人だ。
追記:全仏の前哨戦・BNLイタリア国際(ローマ)・決勝では、4連敗中だったジョコビッチを6-3、6-3で破り、初優勝を飾っている。
スタン・ワウリンカ(4位)
国籍:スイス 今季成績:18勝7敗
2014年の全豪、2015年の全仏OPを制しているプレイヤー。 2015年は全仏前はそれほど活躍していたという印象はなかったが、見事に優勝をなしとげた。
圧倒的な強さを誇るジョコビッチを破っての優勝は、衝撃的でもあった。
強力な片手バックハンド、サーブを持っており、メンタルもかみ合えば、トップを取れる実力を示したのだった。
ラファエル・ナダル(5位)
Rafael Nadal loses Japan Open final 2011 / globalite
国籍:スペイン 今季成績:27勝8敗
全仏OPでは、実に9度の優勝を誇るため、ついたあだなが「クレー・キング」である。丸太のような太いレフトハンドから放たれる強烈で重いスピンショットは、どんな相手にでも脅威を与える。加えて底が尽きないスタミナと、強靭な意志を持つナダルは、持続力あるフットワークを活かした高い守備力を誇る。粘り強いプレーから相手が甘い球を打つやいなや、強烈なカウンターショットで得点を重ねる。
2015年はアップダウンが激しく、2016年も序盤戦は不安定だった。しかし、ロレックス・マスターズで優勝すると、錦織を破ってバルセロナOPでも連勝、復活を印象付けている。
JF・ツォンガ(7位)
国籍:フランス 今季成績:14勝8敗
T・ベルディヒ(8位)
国籍:チェコ 今季成績:18勝9敗
D・フェレール(9位)
国籍:スペイン 今季成績:16勝9敗
M・ラオニッチ(10位)
国籍:カナダ 今季成績:24勝6敗
※成績、ランキングは、2016年5月16日現在。
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