おりひめジャパン、マドンナジャパン…いったい何のスポーツ? 日本代表の愛称に関して…
我々に喜びや悲しみ、感動を与えてくれるスポーツ。各スポーツの日本代表の愛称も、スポーツの数だけ存在する……そんな状況になりつつあります。
そもそも、そのスポーツにおける代表は、その国にとっての象徴的な存在になったり、誇りを担うことになります。 ですので、サッカーなどでは、各国が代表に関して、愛称をつけて呼ぶことが多いです。
サッカー・諸外国の愛称
イタリア(アズーリ(青))
オランダ(オレンジ軍団)
ブラジル(カナリア軍団)・(セレソン(代表の意))
カメルーン(不屈のライオン)
ナイジェリア(スーパーイーグルス)
コートジボワール(エレファンツ)
韓国(アジアの虎)
オーストラリア(サッカールー)
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ちなみに、サッカー日本代表は、「サムライブルー」などと呼ばれていますが、この愛称が定着している……というところまでは行っていません。
一方女子となると、「なでしこジャパン」が定着しています。さらにいえば、この女子サッカーが「〇〇ジャパン」と愛称をつけて成功したことで、他のスポーツにも愛称をつける動きが広がっていったと思います。
「なでしこジャパン」は、2004年のアテネ五輪の予選を勝ち抜いた折に、一般公募から付けられました。なでしこジャパンは、試合数の関係で五輪が開幕する前からさきがけて行われ、大きな注目を浴びることになります。
女子サッカーは、男子に比べれば経済的にも、人気も大きな差があります。特に黎明期は、交通費もままならないという選手もたくさんおり、日本代表でさえ、アルバイト生活を送っている選手が多い状況でした。そういう中でも、試合では一生懸命、倒れてもすぐに立つ、悪質なファウルをしない…女子の試合に日本サッカー界が理想としている姿を見た川淵三郎氏は、心が動かされて、バックアップ体制を取ることにしたのです。
それが「なでしこジャパン」にもつながり、後にW杯で優勝を成し遂げるまでになりました。
さて、話を戻すと、他の日本のスポーツの愛称ですが…
日本代表の愛称
サムライジャパン…野球代表
マドンナジャパン…女子野球代表
ブレイブ・ブロッサムズ…ラグビー代表
サクラセブンス…女子ラクビー(7人制)
スマイルジャパン…女子アイスホッケー
さむらいJAPAN…男子ホッケー
さくらJAPAN…女子ホッケー
龍神NIPPON…男子バレーボール
火の鳥NIPPON…女子バレーボール
隼ジャパン…男女バスケットボール
ムササビジャパン…男子ハンドボール
おりひめジャパン…女子ハンドボール
マーメイドジャパン…シンクロ
ポセイドンジャパン…男女水球
雷神ジャパン…空手
SUMRAI5…フットサル
…などとなっています。本当にたくさんの愛称がついています。 どのスポーツでも、愛称をつけて、一般の人にも知ってほしい、身近に感じてほしいという考えがあると思います。
ぴったりくるもの、そのスポーツとのイメージが、ちょっとわかないもの、色々あるように思います。
そういう意味では、広く知られるようになり、女子サッカー人気に一助となった「なでしこジャパン」という愛称は、見事だったということになります。
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