なでしこジャパン W杯にのぞむ日本代表の選手を紹介!
なでしこジャパン、サッカー女子日本代表が参加するW杯カナダ大会まで1ヶ月と迫っています。先のアルガルベ杯では、予選敗退という衝撃的な結果に終わったなでしこジャパン。世界はなでしこのサッカーに追いつき、急速な速さで進化を遂げています。なでしこジャパンにとって、厳しいW杯になるのは予想がつきますが、佐々木監督がどのような采配をふるうかに大きな注目が集まります。
このページでは、なでしこジャパンの注目選手を中心に紹介していきます。 このチームの中心となるのは、キャプテンの宮間とFWの大儀見になりそうです。そして、電撃的に復帰した澤穂希にも注目が集まりそうです!
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なでしこジャパン
出典:http://www.gettyimages.co.jp
監督:佐々木則夫・憂えるマスターアジア、再び世界を目指す
大宮アルディージャの前身であるNTT関東サッカー部でプレイ。
33歳で引退。
2006年にサッカー女子日本代表の監督となる。
北京オリンピックで4位を獲得して世界を驚かせる。
ドイツW杯では日本代表を初優勝に導く。
2012年、FIFAの女子年間最優秀監督賞をアジア人で初めて受賞
ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得
2014年のAFCアジアカップで日本代表を初優勝に導く
大儀見 優季(FW)・日本が誇るストライカー
神奈川出身
168cm/60kg
兄の影響でサッカーを始める。
中学生になると日テレ・メニーナに入団。この頃、大学生相手に「一生の思い出に残るゴール」を決めている。
2010年に女子ブンデスリーガ・FFCトゥルビネ・ポツダムに入団。日本人で初めて女子チャンピオンズリーグで優勝する。
2011年にメンタルトレーニングコンサルタントの大儀見浩介と入籍
2013年にはチェルシーLFCに移籍
2015年にはVfLヴォルフスブルクに移籍
2012/13シーズンには18得点を挙げている。
チェルシーでは2年目に5得点を記録
日本の中心的FW・ストライカー
日本代表では112試合に出場、52得点をあげている(2014年度10月末)
宮間と共に、なでしこジャパンのカギを握る選手である。
大野忍(FW)・日本代表の元気娘
神奈川出身
156cm/56kg
2003年に日本代表デビュー
2011年に日テレからINAC神戸に移籍
2011年のW杯では全試合に出場し、大会優秀選手21人に選ばれた。
日テレ・ベレーザ時代には196試合に出場し、138得点を記録している点取り屋
フランス・リヨン、イングランド・アーセナルにも所属していたことがあるが無得点に終わった。
日本代表として125試合に出場し、39得点をあげている。
宮間あや(MF)・日本が世界に誇るMF、精神的主柱
千葉県出身
157cm/57kg
岡山湯郷Belle所属
父の作ったサッカーチームで小学校1年生の時よりサッカーを始める。
小学校6年生の時、中学校一年生の県大会の予選・決勝戦に出場し、延長の末、Vゴールを決めた。
後にJ1柏レイソルに所属する大谷と対戦経験があり、大谷は「あとで聞くまで、女子とは思っていなかった」と語っている。すでにこの頃から、宮間のテクニックは男子顔負けだった。
2001年に本田美登里が率いる岡山湯郷Belleに第一期生として入団した。
2008年にはアメリカのWPSのチームに所属するが、2010年には再び岡山に戻った。
2011年のW杯では、初戦のニュージーランド、準決勝のスウェーデン戦でフリーキックを決め、プレイヤー・オブザマッチを獲得している。
アメリカとの決勝戦では敗色濃厚な後半の終盤にゴールを決める。しかも、歓喜にわくチームメイトを振り払い、ボールを拾って帰陣。その勝利への執着心と敢闘精神に多くのファンを驚かせた。延長戦でも先制されるが、CKで澤のゴールをアシスト。日本はPKの末勝利し、W杯で優勝。しかし、試合後すぐに、共にかつて切磋琢磨したアメリカの選手が落ち込むのを励ます姿、そのスポーツマンシップが大きな賞賛を呼んだ。
2012年には澤の後継として、新主将に指名される。
ロンドン五輪では、新主将としてチームを銀メダルに導く。
「チーム一丸となってやり切れたことを誇りに思っている。結果は銀だったが、お互いを信じてやってこられた。みんなに感謝している」と述べた。
佐々木監督の宮間評「宮間はサッカーに対する情熱も理論もチーム屈指であり、プレーでも言葉でもチームを勇気づけることができる。仲間思いで、気配りも隅々まで行き届いている。宮間は、キャプテンという肩書が加わったからといって、みんなに対する態度を変えたりはしなかった。自分だけが特別なのではなく、『みんなで一つのチーム』というスタンスで、今もチームメイトに接している」
イングランド代表選手のケリー・スミスの評価「とても才能あるサッカー選手。技術面でとても優れていて、 卓越した試合運びで良いパスを通し、身のこなしが素早いのです。足を止めた時がとりわけ脅威で、彼女がつぎにどう動くかわからないのです。彼女は自分の思うところに自在にボールを打つことができます。彼女がプレーしているのを見るのは楽しみです … 対戦相手の時でなければの話ですが!」
宮間が語るサッカーを続ける理由「技術・戦術はとても大切ですが、実力差を超える結果を出しやすい唯一のスポーツではないかと思います。それを成し遂げるために仲間と努力していく、というのか私を惹きつけて離さない最大の魅力」
日本代表では144試合に出場し、34得点をあげている
コメントの出典:宮間あや - Wikipedia
阪口 夢穂・中盤の底で水を運ぶ選手
大阪府出身
165cm/58kg
日テレ・ベレーザ所属
2006年より日本代表に選出
2008年の北京五輪に出場。2011年のW杯、2012年のロンドン五輪では全試合に出場している。
中盤の底で攻撃と守備に献身的に貢献するプレイヤー
極めてまれにGKをすることがある。
日本代表では85試合に出場し、26得点をあげている。
川澄 奈穂美(MF)・バルセロナFCに絶賛された人気選手
神奈川県出身
157cm/51kg
INAC神戸レオネッサ所属
小学校2年の時に地元のクラブチームに入団
小中高時代は、日本代表の上尾野辺めぐみと一緒だった。
澤穂希にあこがれており、小学生の時に一緒に写真を撮ったことがある。
ネイルアートが得意
料理が得意で、チームメイトの誕生日にはケーキを焼いてプレゼントすることがある。
有吉が靭帯を断裂した時は、川澄も同じ経験をしており、元気が出る言葉を手書きでまとめた詩集をプレゼントして感激させた。
日本のクラブでは121試合で54得点、アメリカでは20試合で9得点を挙げている。
日本代表では68試合で18得点を挙げている。
宇津木 瑠美(MF)・フランスで急成長するMF
神奈川出身
168㎝
フランス女子サッカーリーグ・モンペリエHSC所属
6歳で本格的にサッカーを始める。
2011年に日本代表入り W杯ではメキシコ、ドイツ戦に出場している。
フランスリーグでは70試合に出場して、15得点を挙げている。
日本代表には75試合に出場して、5得点を挙げている。
岩清水 梓(DF)・アジア随一の名DF
岩手県出身
162cm/53kg
日テレ・ベレーザ所属
2006年に日本代表でデビュー ロンドン五輪では全試合出場。BBCが選ぶベストイレブンに日本で唯一選出された。
2014年のAFCアジアカップでは攻守にわたって活躍。
準決勝、決勝でゴールをあげてチーム初優勝に貢献した。
日本代表に109試合に出場し、11得点をあげている。
海堀あゆみ(GK)・日本最後の砦
京都府出身
170cm
INAC神戸レオネッサ所属
小学校2年の時にはDFとしてサッカーを始める。
男子選手の家長とも対戦したことがあり、その時は封じている。
2008年になでしこジャパンに初選出
代表ではGKの座を福元と争っている。
2011年のW杯では正ゴールキーパーとしてゴールを守り、優勝に貢献。決勝のMVP、優秀選手21人に選出されている。
日本代表には46試合出場している。