田中智美 リオ五輪へ! 名古屋では小原とゴール前まで壮絶な争いを見せる! 選手名鑑
世界陸上2015では選考レースで唯一人優勝しながらも、わずか18秒差で涙をのんだ田中智美。しかし、リオ五輪がかかった名古屋ウィメンズ2016では、ゴール前まで小原とデットヒートをくりひろげた末、勝利してリオ五輪の座を大きくたぐりよせています!
田中智美
千葉県成田市出身
154㎝/39kg
1988年1月25日生まれ
所属:第一生命
小さいころは走るのが苦手だった。しかし、小5、小6では、市内レースで優勝して、早くも頭角を見せた。なお、2年後輩には唐川侑己(千葉ロッテ)がいる。
中学校、高校時代は無名の存在で、インターハイなど全国大会の出場は皆無だった。
玉川大学に入学し、教師志望ながらも、陸上部に入って、競技生活を続ける。大学時代も、全国大会への出場をはたすことはなかったが、第一生命から勧誘を受けて実業団入りをはたした。
第一生命には有力ランナーである尾崎好美(ロンドン五輪・女子マラソン代表)などがおり、実力をあげる土台があった。
2011年には全日本実業団駅伝でアンカーをつとめ、第一生命の優勝に貢献。
2012年は全日本ハーフマラソンで優勝。
2015年より第一生命のキャプテンとなった。
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マラソン経歴
シドニー五輪の金メダリスト・高橋に触発を受け、さらに先輩に尾崎がいたこともあり、マラソンにも取り組むことにある。
2014年の名古屋ウィメンズは初マラソンながら、2時間26分05秒で4位。
2014年の横浜国際女子マラソンでは、序盤から先頭に立ち、2時間26分57秒で優勝。世界陸上の選考レースを兼ねていたため有力候補となったが、大阪国際女子マラソンで2位の重友梨佐(天満屋)が、3枠目に入ったため落選した。
重友のタイムは2時間26分39秒で、田中より18秒早かった。しかし、唯一選考レースで優勝した田中が選ばれなかったことが、物議をかもした。
2016年の名古屋ウィメンズマラソンでは、2時間23分19秒で総合2位、日本人1位となった。天満屋の小原とゴール前まで争う壮絶なレースをくりひろげ、最後は100m勝負となった。結果的に田中が先にゴールしたが、3位の小原との差はわずか1秒だった。
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