11/28具志堅の弟子・江藤光喜が、無敗の王者クアドラスに挑む! 選手名鑑
11月28日にWBC世界S・フライ級タイトルマッチに挑む江藤光喜。具志堅ジム所属とあって、注目も集まっています。対するは無敗、KO率70%を超えるカルロス・クアドラスになります。→試合速報
江藤光喜(えとう こうき)
沖縄県国頭郡出身
172㎝
1988年2月8日生まれ
右ボクサースタイル(オーソドックス)
通算成績:21試合17勝3敗1分(13KO)
所属:白井・具志堅スポーツジム
江藤三兄弟の長男(弟2人もボクサー)
弟と共にラーメン屋で働きながら、ボクシングをやっている。
最初にボクシングを始めたのは弟だった。その活躍を見て、高校からボクシングを始めた。
2008年のプロデビュー戦は、1回KO勝ちで飾っている。
その後、メキシコ、タイなどの遠征を経験。
2013年8月のタイで、WBA世界フライ級暫定王者ポープラムックに挑戦。アウェーかつ、熱中症の症状もあり苦戦を強いられた江藤だった。しかし、残り時間20秒で勝負をかけて、左右のフックでダウンを奪い、判定で勝利をおさめて王者となった。
1994年のジム創設初の王者に具志堅会長も「こんなにうれしいことはない、涙がでそう」と喜んだ。
また、Asian Boxingというウェブサイトでは、真の年間最高試合候補と評価されるなど、高い評価を受けた。
しかし、日本では亀田和毅の世界初挑戦の影響などもあり、注目度は低かった(出発時には報道陣は1人だけたった)。
ちなみに、日本人のタイでの世界戦は、過去17敗1分となっており、大きな1勝と言える。
2013年11月にWBA世界フライ級12位のセンテープと対戦。江藤は初回に眼窩底骨折を喫するなど苦戦を強いられ、12回TKO負けとなり、王者陥落となった。
2014年にOPBF東洋太平洋フライ級王座決定戦で、再起戦となる。対戦相手はフィリピン・ディアレ。江藤は序盤から劣勢で、7回までに4度のダウンを喫している。江藤陣営はタオル投入も考えるが、8回に反撃に打って出て、逆に3回のダウンを奪ってKO勝利を飾った。しかし、江藤のダメージは大きく、病院直行となった。その後、このタイトルで2度の防衛に成功している。
今回の世界戦では、江藤はフライ級から1階級を上げての挑戦となる。
長身を活かした右ストレートが武器だが、返しの左フックも得意である。
共に好戦的なスタイルだけに、序盤から激戦になる可能性もあるが……どのような入りとなるか、注目となる。
江藤としては、リーチを活かし、有利な距離で戦うことが重要となるだろう。
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カルロス・クアドラス
メキシコ出身
164㎝/リーチは167㎝
スタイル:ボクサーファイター
プロ成績:34戦33勝0敗1分(26KO)
アマチュア戦績:160戦140勝20敗
第25代WBC世界スーパーフライ級王座
帝拳ジムが、マッチメイクで一部関わっている。
日本での対戦も豊富なボクサーである。
2014年にシーサケット・ソー・ルンヴィサイに判定勝利して、王座獲得に成功した。その後、4度の防衛をはたしている。
万能型のファイターで、攻守に優れ、反応も良く、堅実な試合運びも得意。それでいて、隙があれば、一気に畳み掛ける力強さも持つ。
ボディ打ちもうまいので、接近戦でも注意が必要。
軽量級ながら、KO率は70%を超える。
クアドラスの姉の名前は、「グシケン」と名付けられている。父親が、具志堅の大ファンだった。
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