ウィンブルドン2015 フェデラーなど優勝候補や錦織の動向、見どころや大会概要を掲載!
全豪OP、全仏OPが終わり、いよいよ、伝統あるウィンブルドン(全英OP)が開幕します。全豪OPではジョコビッチが優勝、全仏OPではワウリンカが優勝をはたしましたが、今大会の優勝は誰がつかみとるのでしょうか!? 大会前に怪我をした錦織は大丈夫なのか!? 大会前に好調のトップ3、フェデラー、マレーら優勝候補はどうなのか、様々な見どころがある大会の見所を掲載します!
ウィンブルドン2015
「The Lawn Tennis Championships on Grass」が正式名称。
「The Championships」「全英オープン」と呼ばれるのが一般的。
開催期間:6月29日~7月12日
サーフェース:芝(グラス)
会場:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ
出場選手:128名
賞金:総額は約48億5千万円/優勝者は約3億4千万円/本戦に出場すると約530万円を得ることができる。
放送予定:WOWWOW/NHK
※NHKは錦織の試合を録画放送及び生中継を行う予定です。その他、1日1試合、ネットでのLIVE配信が行われる予定です。
1884年、初代優勝者のモード・ワトソン(イングランド)が白いウェアで優勝したのにちなみ、大会中は白いウェアの着用が義務づけられている。
男子シングルスでは、1936年のフレッド・ペリー以来、開催国のイギリスの優勝者が現れなかったため、ウィンブルドン現象と呼ばれた。しかし、2013年にアンディ・マレーが優勝して、77年ぶりにこの現象を打ち破った。
過去10年の優勝者
2005年:ロジャー・フェデラー
2006年:ロジャー・フェデラー
2007年:ロジャー・フェデラー
2008年:ラファエル・ナダル
2009年:ロジャー・フェデラー
2010年:ラファエル・ナダル
2011年:ノバク・ジョコビッチ
2012年:ロジャー・フェデラー
2013年:アンディ・マレー
2014年:ノバク・ジョコビッチ
BIG4の動向
まず、ウィンブルドン、芝の大会と言えば真っ先に名前が挙がるのがロジャー・フェデラーです。フェデラーの四大大会初優勝は、2003年のウィンブルドンです。それから、実に7勝を挙げており、フェデラーの大会というイメージさえあります。この7勝は、サンプラスと並ぶ最多勝利数であり、今大会は前人未到の8度目の優勝がかかります。 前哨戦となるゲリー・ウェバー・オープンでは調子の良さを感じさせるプレーと勝負強さで優勝しています。
そして、今季、好調な選手と言えば、アンディ・マレーです。マレーは、今季の4大大会は全豪で決勝、全仏を準決勝で敗れています。とはいえ、マスターズで優勝するなど、コンスタントに上位進出をしており、安定感は抜群です。芝の大会、AEGON選手権で優勝しており、グラスでも強さを発揮しています。
そんな、マレーを全豪、全仏でくだしたのがノバク・ジョコビッチです。今季のジョコビッチは3敗しかしていません。残念ながら生涯グランドスラムは、全仏の決勝で敗れて来年以降に持ち越しとなりました。しかし、今季は全豪OPを制するなど、8大会に出て5勝と圧倒的な強さを見せています。やはり、優勝争いの中心は、ジョコビッチになるのではないかと思います。
そして、現在、ランキングを10位に下げているナダルですが、ウィンブルドンでは2勝をしています。ただ、現在は好不調の波があり、安定感に欠けています。ランキングが下がったことで、ナダルは優勝を目指す選手にとっては、同じ組み合わせに入りたくない選手となりました。そういう意味で、トーナメントのドローは、優勝の重要な要素になりそうです。
錦織圭の怪我は…?
芝の大会を苦手としている錦織ですが、ゲリー・ウェバー・オープンを見ると、それは過去のものと言えるぐらい、良い内容で勝利を重ねていました。
ゲリー・ウェバー・オープンは錦織にとって、ウィンブルドン前の唯一の芝の大会です。 この大会では、順調に準決勝に進んだ錦織ですが、ふくらはぎ筋膜炎で、棄権を余儀なくされました。このけがは、テニスレッグと言われるぐらい、テニス選手には多い故障です。
テニス選手にとって、ふくらはぎは負荷がかかりやすい部分なのです。
また、今季の錦織は怪我もなく、各大会で上位進出していました。それだけに試合数も多く、疲労も出たと考えられます。現状では、深刻な故障ではなく、練習も再開するということですが、ウィンブルドンに参戦するかどうかは未定です。ちなみに、過去の成績は4回戦進出が最高となっています。
今季、4大大会で絶好調のワウリンカは…?
今季のワウリンカは全豪OP、全仏OP共に勝負強いテニスをしていたと言えるでしょう。全豪OPではノバク・ジョコビッチに準決勝で敗れましたが、全仏OPでは見事にそのかりを返して、優勝しています。
ちなみに、全仏OPの優勝は、2014年の全豪OPに続く、2度目の4大大会制覇となりました。また、過去に4大大会で準決勝以上に進んだのは、わずかに4回だけです。しかし、そのうち2回で優勝しているので、勝負強い選手というイメージがついていきそうな勢いです。
ウィンブルドンでは、2014年のベスト8が最高成績ですが、トップ4でのぞむ今大会、ワウリンカの試合も注目が集まりそうです。