誰がジョコビッチを止められるのか!? 2015年に彼を破っている選手とはいったい誰!?
2015年はノバク・ジョコビッチの年になりました。全豪OPだけではなく、マスターズも立て続けに3連勝と、手がつけられない状況です。5月下旬から始まる全仏OPでは、生涯グランドスラムがかかります(残念ながら、ワウリンカに敗退)。
しかし、その後も勝ち続けて、終わってみれば82勝6敗(勝率93.2%)という驚異的な数字を残しました。このような状況のため、誰が2016年のジョコビッチを止められるかが、大きな見どころとなります!。
(2016年1月24日更新)
ノバク・ジョコビッチ
2000年代はフェデラー、ナダルの2強時代の影に隠れて「第3の男」と呼ばれていたジョコビッチ。しかし、彼はトップへの執念を燃やし、2010年代に入ると、世界ランキング1位、4大大会3冠など目覚ましい飛躍を遂げます。その後はほぼトップをキープし、2015年になると全豪OP、ウィンブルドン、全米OP優勝、マスターズ6勝などと手が付けられなくなっています。彼が試合をすると、6-0を意味するベーグルという言葉がツイッターに飛び交うほどです。
☆ジョコビッチを詳しく知りたい方はこの記事をご覧ください→こちら(ジョコビッチの選手以外の情報も盛りだくさん)
2015年の成績
出場大会数16
優勝10回
82勝6敗
優勝大会
全豪OP
決勝VSアンディ・マレー(3-1)
ウィンブルドン
決勝VSフェデラー(3-1)
全米OP
決勝VSフェデラー(3-1)
BNPバリパOP
決勝VSロジャー・フェデラー(2-1)
マイアミOP
決勝VSアンディ・マレー(2-1)
モンテカルロ・ロレックス・マスターズ
決勝VSトーマシュ・ベルティヒ(2-1)
BNLイタリア国際
決勝VSロジャー・フェデラー(2-0)
チャイナOP
決勝VSナダル(2-0)
以上のように圧倒的な強さを見せています。そんなジョコビッチに、黒星をつけてるのは…
ロジャー・フェデラー
出典:http://arekore1050.blog.so-net.ne.jp/
言わずと知れた最高のテニスプレイヤーの一人です。彼ほど王者という言葉が似合う選手もいないと思いますが、フェデラーについては過去に記事を書いているので、詳しく知りたい方はご覧ください。
☆若かりし頃、自らに罵声を浴びせてテニスをしていたフェデラーの言葉→こちら
そんなフェデラーですが、今季はジョコビッチと対戦して1勝1敗となっています。ちなみに、勝利をおさめたのがドバイOPで、6-3、7-5のストレート勝ちとなっています。一方で、マイアミOPでは3-6、7-5、2-6と差をつけられて負けています。とはいえ、今季、ジョコビッチを倒している数少ない一人です。王者フェデラーのストップ・ジョコビッチを期待するファンは多いでしょう。
そのフェデラーですが、マスターズであるウェスタン・ササン・オープンの決勝で見事に勝利。7-6、6-3というストレート勝ちをおさめました。さらに、ファイナルズでも7-5、6-2で勝利して、唯一、ジョコビッチから3勝をあげています。
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アンディ・マレー
マレーは、ロジャーズ・カップ(カナダ)の決勝で、ジョコビッチを6-4、4-6、3-6で見事に破りました。ジョコビッチとの通算成績では大きく水を開けられ、今季未勝利だっただけに、大きな勝利となりました。
イボ・カルロビッチ
クロアチア出身
211㎝から繰り出すサーブは、世界最速251キロというスピードでエースを量産するビックサーバーです。2014年にはサービス王にも輝いています。 また、ストローク力も並以上と言われています。 ただ、故障が多いのが弱点で、大物食いもするのですが、2回戦・3回戦でポロっと負けてしまうこともあります。
2015年はジョコビッチに、カタールOPの準々決勝で黒星をつけています。成績は6-7、7-6、6-4と大接戦でした。やはり、ビックサーブはどんな相手にも、効果的な最高の武器ということかもしれません。ジョコビッチを止めらるのは、ビックサーバーということになるのでしょうか!?
スタン・ワウリンカ
スイス出身
全仏OP決勝戦
4-6 6-4 6-3 6-4
フェデラーと同じスイス出身、さらに、今では数少ない片手バックハンドの名手という点も、同じだったため「スイス第2の男」と呼ばれていました。今世紀最高のプレイヤーと呼ばれるフェデラーの影に隠れる存在だったのです。
しかし、元世界2位のマグヌス・ノーマンに師事を受けると頭角を現し、2014年にはジョコビッチ、ナダルを破って全豪OPで優勝してみせました。
2015年は全豪OPで準決勝に進出するも、その後低迷。しかし、全仏OPに照準を合わせたかのように快進撃を見せて、決勝でノバク・ジョコビッチの夢…生涯グランドスラムを打ち砕いて優勝。
高速サーブと片手バックハンド、完璧なプレーと強気な姿勢、すべてがかみ合っての大金星でした。奪ったウィナーは、ジョコビッチの倍にもおよびました。この敗戦は、実に28試合ぶりのジョコビッチの敗戦でもありました。
全仏OPのプレッシャーに加え、試合日程が過密な組み合わせに入ったことも影響はないとは言えないでしょう(前日にマレーとのサスペンデッドの準決勝の続きを行っている)。それでも、究極ともいえるジョコビッチを破ったのは、まぎれもないワウリンカの最高のバックハンドでした。
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