ウサイン・ボルト 霊長類最速伝説、その先へ… エピソード&選手名鑑
人類最速を超え、霊長類最速の称号を得た選手こそ、ジャマイカのウサイン・ボルトです。北京五輪、ロンドン五輪で合計6個の金メダルを獲得。世界陸上では最多タイの8個のメダルを獲得しています。
2015年の世界陸上、2016年のリオ五輪では、どのような伝説を生み出すのかに注目です!
ウサイン・ボルト
メモ
※この他、2007年の大阪大会で2つの銀メダルを獲得している。
ジャマイカ出身
196㎝/93kg
1986年8月21日
種目:100m・200m
愛称:ライトニング・ボルト(稲妻)
五輪では100m、200m、4×100mリレーで、2大会連続の金メダルを獲得している。
それぞれ、世界記録を保持している。
278cmのスライド走法を活かして、長身ながら短距離で世界最速王者の地位を築いた。
脊椎側弯症によるハムストリングの肉離れに、たびたび悩まされてきた。そのため、当初は200m専門だったが、3年計画の筋力強化により、100m走にも出場できるようになった。
2010年にはサッカー選手への転身を希望すると語ったことがある。
経歴
ジャマイカの西アフリカ系の過程に生まれる。
10代前半はクリケットの選手、サッカーなどをしていた。
2002年の15歳の時に、世界ジュニア選手権で最年少優勝をはたした。
2004年の17歳の時には、200mで20秒を切っていた。しかし、故障などもあり、アテネ五輪では一次予選で惨敗した。
2007年の世界選手権は、200m19秒91で銀メダルを獲得。
2008年には、世界歴代2位の9秒76を100mで出した。
この年の北京五輪、100m走では9秒69で他を圧倒して金メダルを獲得。人類初の9秒6台を出したことになる。
200mでも、19秒30という世界新記録で金メダルを獲得。さらにリレーでも1位となり、3冠となった。
2009年にはスポーツのノーベル賞といわれる第10回・ローレウス・スポーツ賞で、男子最優秀選手賞を受賞。
この年の世界選手権では9秒58という世界新記録を更新した。
2012年のロンドン五輪でも、100m、200m、4×100mリレーで金メダルを獲得。
2013年の世界陸上では、100m、200mなどで金メダルを獲得し、大会史上最多タイとなる通算8個のメダル獲得となった(最多選手はマイケル・ジョンソン、アリソン・フェリックスなど)
大会後にはリオ五輪後の引退を表明した。
2015年の世界陸上・北京大会、2016年のリオ五輪では、ジャスティン・ガトリンとの1位争いに注目である。
エピソード
生まれた時から4300gもあった。
14歳で身長は187㎝まで伸びた。
初めて炭酸水を飲んで驚愕した。
時速に直すと、トップスピードは45,39㎞になる。
幼いころはママっこだった。
父親は破天荒で、厳格である。
普段は物静かな性格だが、会見では陽気な一面を見せる。
寒いところが非常に苦手で、アメリカの大学からスカウトされた時に断っている。
テレビゲーム、車が大好きである。
幼少にサッカーをしていたこともあり、マンチェスター・ユナイテッドのファンである。
ファーストフードが好きで、特にマクドナルドのチキンナゲットは、大会中に1日100個を食べていたことがある。
その年収は20億とも、30億とも言われる。
ボルト基金を設立し、母国で学校や保健所の整備・充実に当てている。
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