登坂絵莉 女子レスリング・軽量級のエース 選手名鑑
世界選手権3連覇を達成し、リオ五輪の内定を得た登坂絵莉。日本の女子レスリング史上最強の吉田沙保里の後輩でもある登坂は、共にトレーニングを積み、着実に力をつけてきました。リオ五輪の金メダルの期待がかかると同時に、次の女子レスリング界を背負う存在になりそうな登坂絵莉について、色々と情報を掲載しています。
(2015年9月20日23時からの情熱大陸(TBS)でも特集されます)
登坂絵莉(とうさか えり)
富山県出身
152㎝/48kg
1993年8月30日生まれ
国体で優勝経験のある父親の勧めで、レスリング教室に通い始めた。
中学生になると、「勝つために毎日練習がしたい」という思いから、別のジムに移ることになった。その成果もあり、全国中学生選手権で優勝をはたす。
至学館高校に入学後は、全国高校女子選手権で2連覇、また、3年時には全日本レスリング選手権大会で、準優勝という結果を残した。
至学館大学に入学すると、全日本選抜レスリング選手権大会で優勝して、世界選手権48㎏級の切符をつかんだ。
2012年レスリング世界選手権では、決勝でカラジンスカヤと対戦。不可解な判定もあり、準優勝に終わった。
2013年のレスリング世界選手権で初の世界女王に輝いた。
2014年も世界選手権に出場して2連覇を達成。
2015年には全日本選抜4連覇。世界選手権では、ロンドン五輪の銀メダリスト・マリヤ・スタドニクと決勝で対戦。0-2とリードされる展開ながら、残り10秒で片足タックルでポイントを得て、逆転勝利をおさめた。この結果、リオ五輪代表の内定を勝ち取った。
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※コーチの栄氏と。
趣味は寝ること。
握力は一般女性より低い、27.4kg。
父親は登坂修。
小学生時代のコーチは、「不器用であり、一つの技を習得するのに、ほかの選手の何倍もかかった」と語っている。
「意識の差が結果の差。目標あって結果あり」と小学生の卒業文集に書いている。
母親がライバルの選手の試合をビデオで撮影し、一緒に研究するなど、家族そろってのバックアップがあった。
吉田沙保里のコーチでもある栄監督に師事。
栄氏は「顔も体も弱そうに見えるけれど、組み合うと(体に)触れられない強さがある」と評した。
200連勝チャンピオン、吉田沙保里は至学館の先輩にあたり、練習を一緒にする間柄である。そのため、しばしば、アドバイスをもらい、切磋琢磨する関係であると同時に、あこがれの存在でもある。
☆速報:2015年レスリング世界選手権 吉田、登坂らの試合→結果
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