ゲリー・ウェバーOP2015 錦織の準決勝は、スライダーマン、陽気なモンフィスVS安定感あるセッピの勝者
ゲリー・ウェバーOPでは準々決勝を迎える錦織。相手は芝で有利なビックサーバーであるヤノウィッツだけに、油断できません。そして、そこを勝ち抜けば、準決勝でモンフィスかセッピと対戦することになります。優勝も見えてきている錦織にとって、大きな山場といえるでしょう!
ガエル・モンフィス
ガエル・セバスチャン・モンフィス
フランス出身
西インド諸島にルーツを持つ
1986年9月1日生まれ
193cm/80kg
右利き・両手打ち
現在、ランキングは16位(最高は7位)
ツアー5勝
今季の成績は25勝10敗
「スライダーマン」の異名を持つのは、テニス界で最も身体能力が高いと言われ、長い手足と柔軟な身体、スピードを生かして、広大な範囲をカバーできるからだ。縦横無尽に全速力で走りまわり、時に何度も試合で転ぶことも。しかし、彼ほど、見ていて楽しい選手はいないという意見も聞かれるほどのエンターティナーでもある。
問題はハードでさえ、クレーのように滑るスライドフットワークを行ってきたため、深刻なダメージを両ひざにかかえていることだ。そのため、長期離脱を余儀なくされることもしばしばあった。
しかし、体調さえ万全ならば、4強に並ぶ実力を持っていると言われている
20代後半になり、その実力を再びコートで示したいところだ。
意外だが繊細なテクニックを持ち、ベースライン上からでもウィナーを狙える実力を兼ね備えている。また、高い守備力を誇る攻守を兼ね備えた選手だ。
さらに彼の人気の理由には、意外性のあるプレーができる点にもある。ヘッドダイビング、左手でプレー、股下打ち、ジャックナイフ、一回転グランドスマッシュなど、魅せるプレーもまた、彼の魅力の一つである。
短所は気分屋で、乗らない時には並以下と評されるプレーに陥る時がある。
バスケットボールやブレイクダンスも得意である。
2015年はロレックス・マスターズの3回戦でフェデラーを破っている。その、ツォンガなどにも勝っており、十分、トップ選手を破る実力があることを証明している。
アンドレアス・セッピ
イタリア出身
1984年2月21日生まれ
190cm/75kg
右利き・両手打ち
現在のランキングは45位(最高は18位)
今季の成績:15勝10敗
2002年にプロ転向
長身と長いリーチを生かし、ボールをよく拾う選手。ミスが少ないのが特徴で、メンタル的にも安定感があり、コンスタントに勝つことができる。
過去にはナダルを破ったことがある。
また、2015年の全豪OP3回戦ではフェデラーを破る金星を挙げている(11度目の対戦で初勝利)。
250シリーズで3勝を挙げている。