NBAプレーオフ2015 2回戦 クリッパーズ対ロケッツの戦いをレポート!
2015年のNBAプレーオフは2回戦に突入しています。1回戦で最も光ったチームと言えば、スパーズと第7戦まで死闘を繰り広げたクリッパーズになります。特に第7戦はプレーオフ史上に残る名勝負となり、怪我を抱えていたクリス・ポールの残り1秒からワンハンドシュートで勝負が決まりました。試合後はスパーズの主軸・ダンカンとクリス・ポールの抱擁が感動を呼び、両者の健闘とスポーツマンシップが賞賛される試合となったのです。
そして、クリッパーズの2回戦は、ハーデン、ハワードを要するロケッツとの対戦になります。西カンファレンス2位と3位のチームによる激突です。また、クリッパーズは、チームの主軸、クリス・ポールを怪我で欠いた中での苦しい初戦となりました。
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西カンファレンス準決勝
クリッパーズ3勝☆☆☆
ロケッツ4勝☆☆☆☆
第1戦クリッパーズ117-101ロケッツ
7戦に及んだスパーズとの激闘の代償は大きいものでした。CP3(クリス・ポール)は左太ももを痛め、初戦の欠場を余儀なくされたのです。大黒柱を失ったクリッパーズの先行きは暗いものでした……しかし、もう一人の大黒柱、ブレイク・グリフィンが、そんな暗雲を払うかのように奮起したのです。
この日はチーム最高となる26得点、14リバウンド、13アシストと2試合連続でトリプルダブルを達成。また、CP3の代役、ドック・リバースHCの息子オースティン・リバースも負けてはいません。17得点4スティールと見事な代役ぶりをみせました。その他、マット・バーンズが20得点、J・J・レディックが17得点、ジャマール・クロフォードが21得点、デアンドレ・ジョーダンが13リバウンドと、各選手がそれぞれの仕事をしっかりこなしました。
一方のロケッツのエース・ジョームズ・ハーデンは20得点と物足りない数字。もう一人の主軸、D・ハワードは22得点10リバウンドでした。
結局、ロケッツは第2Qの途中で13点をリードしながらも、逆転負けを喫しました。第2戦は5月6日に行われます。
第2戦クリッパーズ109VS115ロケッツ
第2戦はロケッツの両エースが大活躍しました。ジェームス・ハーデンが32得点7アシスト、ドワイト・ハワードが24得点16リバウンドと申し分ないスタッツを残します。この他、トレヴァー・アリザが両エースに次ぐ、15得点13リバウンドをあげています。また、チーム全体で64本のフリースローを得て、42本決めるなどして、勝利をたぐりよせています。
一方のクリッパーズは、ブレイク・グリフィンが34得点、15リバウンドと一人、気を吐きました。また、クロフォードが19得点、ジョーダンが16得点12リバウンドとなっています。そして、クリス・ポールの代役のオースティン・リバースは10得点2アシストと抑え込まれました。また、107対111と追い上げた終盤には、ターンオーバーを喫するなど、代役をはたせませんでした。ポールの不在が大きくのしかかったかっこうです。
第3戦クリッパーズ99VS124ロケッツ
開始から点を取り合う激しい流れで始まった試合は、第2Qになるとクリッパーズの12点差となりました。しかし、第3Qになると途中でロケッツが反撃して、一時は3点差にせまります。
ここから大活躍を見せたのが、クリッパーズのオースティン・リバースでした。第3Qから第4Qに18得点を奪ったのです。この結果、クリッパーズは大きくリードして、試合に勝利をおさめています。なお、クリッパーズは23分ながら、クリス・ポールも出場しました。
主なスタッツはクリッパーズが、J.J.れディックが31点、ブレイク・グリフィンが22点14リバウンド、オースティン・リバースが25得点でした。一方のロケッツは、ジェームズ・ハーデンが25得点11アシスト、ドワイト・ハワードが14得点14リバウンドとなっています。
第4戦クリッパーズ128VS95ロケッツ
第5戦クリッパーズ103-124ロケッツ
第6戦クリッパーズ107-119ロケッツ
第7戦クリッパーズ100-113ロケッツ