世界卓球2015混合ダブルス、38年ぶりに吉村真晴、石川佳純組が決勝進出!
世界卓球2015は第5日目になりました。そして、石川、吉村組が銀メダル以上を確定させました。これは、実に38年ぶりの快挙です! 今大会、男子ダブルスも銅メダルを確定させるなど好調の日本代表。現在は、国を超えたペアが認められている中で、日本は五輪を見据え、国内代表ペアにこだわった結果、チームワークも良くなって、良い成績をおさめているように感じます。何はともあれ、吉村、石川組には決勝での活躍を期待します!
吉村&石川
準々決勝では2013年のパリ大会で敗れた韓国の李尚洙、朴英淑組にマッチポイントをとられる土俵際まで追い詰められてからの、見事な大逆転でメダルを確定させました。そして、準決勝ではパリ大会の金メダリストのキム・ヒョクボン、キム・ジョンと対戦して、セットカウント4-2で勝利しました。決勝の相手は許シン・梁夏銀(YANG Haeun)になります。
ちなみに、二人は結成4年目。組んだ当初は、吉村(ランク103位)が、女子のエースである石川(ランク5位)に遠慮をして、なかなか連携が良くなりませんでした。その連携が良くなったきっかけが、今年の全日本での優勝でした。この結果、お互いが意見を言い合うようになって、試合中の戦術変更もスムーズになり、得点パターンも増えたのです。
石川佳純
女子のエースとして、日本代表を引っ張っています。ロンドン五輪、団体銀メダリスト。今大会のシングルスでは、3回戦で中国の木子にストレート負けという厳しい結果になりました。しかし、その試合の後の混合ダブルスで見事に銀メダル以上を確定させたのは、強い精神力の表れでしょう。
吉村真晴
父親が日本人で、母親がフィリピン人のハーフです。世界ランクの最高は103位。日本国内では2012年に水谷、松平らを破って優勝するなど実績があります。名前の由来はタガログ語で「まはる」は「愛する」を意味するそうです。今大会の快進撃は、2人の意思疎通がうまくいき、チームワークが良いのが大きな理由です。決勝ではどのような戦いを見せてくれるのでしょうか?
☆気になる決勝戦の相手は、中国3人衆の一人、許シン(2位)と天才卓球少女と呼ばれた韓国の梁夏銀(YANG Haeun)→ こちら