アルガルベカップ2015 なでしこジャパン総括&今日のゴラッソ『宮間あや』
なでしこジャパン、W杯前最後の公式戦が終わりました。後は、親善試合を2試合残すのみとなりました。3月11日に行われた順位決定戦は9位と10位を決める対戦。決勝進出を目指していたなでしこにとって、12か国が参加した大会でこの位置とは何とも残念な結果でした。しかし、2015年6月6日から開催されるW杯まで、日程はわずかです。
ですから、1勝2敗とふがいない内容で、自信を失いかけているとしても、アイスランドとの対戦はチームを立て直す上でとても重要な試合でした。
この試合はW杯につなげるためには、とても大きな試合でした。一言でいえば、スピリットが試される試合です。
格下のデンマーク戦で力負けし、ポルトガル戦に良い形で勝利、しかし、満を持したフランス戦には1-3と点差以上に圧倒的な差を見せつけられました。この3試合でなでしこは、精神的にかなり大きなショックを受けたと思います。そして、大会での目標を失った順位戦で大崩れすることが一番怖いことです。
自信を失うことで、チームが崩壊するということは、代表チームでもあることです。
ですから、こういった試合にチームのきずなだったり、強さが試されるのです。
そして、アイスランド戦、前半は重い雰囲気でした。やはり、前の3試合を引きずっている印象でした。前半は終盤になってやっと、良い攻撃の形が出るという状況で0-0でした。
それを、変えたのは、後半に選手交代で入ってきた宮間選手、大儀見選手、宇津木選手でした。流れが変わり、パス回しも見事に決まり、攻撃の形が生まれてきました。開始2分には宮間選手が見事な先制点を決めました。本当に気持ちが入ったゴールだったと思います。そして、追加点は14分に大儀見選手が押し込みました。変わって入ったこの3人は、やはり精神面の強さも光る選手です。宇津木選手はまだ波がありますけれど、W杯に向けて良い材料が見えた気がします。
4-2-3-1という、宮間選手のトップ下も機能しました。
大切なのはW杯での勝利です。
ですから、この時期に打ちのめされたのは、すべてがマイナスではありません。
実際、男子は南アフリカ大会の時、前哨戦に3連敗して、岡田監督の辞任圧力が極めて大きくなりました。しかし、守備的にいくとはっきりと方向性がさだまった結果、チームが団結し、見事ベスト16に進出しました。あの時は、3連敗するだろう…という予想が多かったです。
宮間選手が「この大会は打ちのめされた。でも、ここから這い上がりたい」と語っていましたが、この試合は格下相手とはいえ、そういった気迫が見られる試合だったと思います。W杯に向けて、切り替えられるかどうかが重要でしたが、その目的が達成された試合でした。W杯まで3カ月を切っています。できることをやり、この大会の苦い経験を生かしてほしいと思います!
今日のゴラッソ・宮間あや 気持ちを見せた、正確なシュート!
(公式の映像がないので、写真のみとなります)
後半2分、左サイドから宇津木が中央に正確な低いパス→走りこんできた宮間が絶妙なトラップ後、素早く左足を振り抜く→低いボールはピンポイントに狙いが定まり、GKの横っ飛びをすり抜け、ゴール左ネットに突き刺さりました! ガッツポーズも飛び出す、気合みなぎるゴールでした! このゴールで勢いを取り戻したなでしこは、追加点を挙げ、W杯につながる勝利を手にしました!