10年前は考えられなかった錦織選手の成長
今週のお題「10年」
錦織選手が見事に、メンフィス・オープンで優勝を飾りました。
錦織選手は、2回戦、準々決勝、準決勝とすべてで第1セットを落とす苦しい試合が続いていました。特に準決勝は首の皮1枚、2度のタイブレークの末、ぎりぎりでの勝利でした。
決勝戦は準決勝から15時間あまり後で疲労が心配されました。また、足を気にしていて怪我も心配でした。
しかし、決勝になると人が変わったかのように調子を上げ、連続でセットをとって優勝を飾りました。大会3連覇という偉業を成し遂げたのです。
出典:http://firstview.heteml.jp/kg
身体的に西洋の選手に劣る錦織選手は、テニスにおいても圧倒的に不利な条件の中で戦っています。
ですから、日本人で過去、最も活躍した松岡修造の世界ランキング46位というのが最高の順位でした。
ですので、錦織のランキング5位、大会でも優勝してしまうというのは、10年前では全く考えられないことでした。
実際、西洋の中には長身であったり、体感が強い選手などをビックサーバーと言うのですが、サービスの時にすごいスピードとパワーで球を打ってきます。左右に振られたりもします。すると、「体が壊れて」しまうのです。その恐怖との戦いでもあるのです。錦織選手も以前は、能力やセンスがあっても、怪我をしがちな選手でした。
そんな錦織選手が、よくぞここまで強くなったというのが正直な印象です。
そして、ツイッターなどを見ていて、錦織選手の試合を見て多くの人が元気をもらっています。
特に今大会は劣勢からの逆転ばかりでしたので、見る方もハラハラ・ドキドキしながら観戦する展開でした。それで、優勝でしたからファンとしては最高の大会になりました。
錦織選手が身体的に不利な状況を、精神力、体力、技術…つまりは総合的な力でカバーできているのはどうしてなのか、ちょっとわかる記事を見つけました。強さを追い求めているのですね。
〝「今日大会のイベントでSt.Judeホスピタルに行ってサイン会をしてきました。毎年この病院を訪問してるんですが、現実に戻されるというか自分も頑張らないといけないと思い知らされます。小さい子供ながらに頭部に手術の痕が残っているのを見ると言葉が出ない思いが込み上げてきました。」
〝「生まれながらに生命の危険を持つ試練というのは、僕にはたぶん想像もできませんが彼らには強い人間になる可能性が他の人より何十倍もあるんでしょうね。自分の体としっかり向き合って自分の幸せというものを見つけてほしいです。」
出典:錦織「思いが込み上げてきた」<男子テニス> (tennis365.net) - Yahoo!ニュース
錦織選手関連
メンフィス決勝 錦織VSアンダーソン 優勝!!(^^)! 第1・第2セット連取
メンフィス・準決勝 錦織VSクエリー 10時開始予定! みんなの応援 更新中
メンフィス・準々決勝 錦織 2-1 苦戦しながらも逆転勝利!(^^)! ブレイクバックの応酬を制す! みんなの応援