夏の風物詩 甲子園の歌 栄冠は君に輝く エピソード、松井秀喜は作詞者の生まれ変わり!? その都市伝説も紹介!
栄冠は君に輝く……夏の甲子園を告げるこの曲が流れてくると、いよいよ球児たちの激闘が始まるのだと感じさせます。2015年の夏の甲子園では、どのようなドラマが生まれるのでしょうか!?
このページでは、栄冠は君に輝く(全国高等学校野球大会の歌)について調べています。
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栄冠は君に輝く
作詞:加賀大介
作曲:古関裕而
歌(行進曲)である。
1948年に発表された。
全国高等学校野球大会の歌とも呼ばれるが、これは副題である。
夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)の開会式、閉会式で演奏される。
楽曲の管理は日本コロムビア。
青春讃歌である。
1948年の学制の改定に伴い、「全国中等学校優勝野球大会」が「全国高等学校野球選手権大会」に改称となった。さらに、第1回から数えて30回目の節目であったこともあり、記念に発表された曲である。
なお、主催者が全国から歌詞を募り、5.252の応募の中から、加賀の詞が選ばれた。
選ばれた当初は中村道子という名義だった。これはすでにプロの文筆家だった加賀が、懸賞金目当てだと思われるのを嫌い、婚約者の名前で応募したためであった。悩ん末、加賀は20年後に真相を明らかにした。
加賀は野球球児だったが、試合中の怪我が原因で感染症を患い、右足を失ってしまった。そのため、この歌には加賀の高校野球の思いが込められている。
この曲が発表された年には、小倉高校が夏の甲子園を2連覇した。それを記念して、グランドには「ああ栄冠はわれに輝く」という記念碑が健立された。
作曲家の古閑裕而は「紺碧の空(早稲田)」「我ぞ覇者(慶應)」の応援歌なども作曲している。
高校球児だった宇宙飛行士の若田光一は、スペースシャトル搭乗時、起床の曲として流している。
この曲は、大会たびに選ばれたアーティストが歌っている。
過去には森山良子、錦織健、夏川りみ、サーカス、平原綾香などが担当している。また、2011年以降は、高校生が歌うようになった。
2015年は東京都と神奈川県の高校生332人が担当。甲子園では、5回裏に毎試合流される。 なおCMで使われているバージョンは、Dream5が担当している。
加賀大介と松井秀喜の都市伝説とは…
加賀大介にまつわる都市伝説として、松井秀喜(元巨人、ヤンキース選手)は加賀の生まれ変わりという説が存在しています。松井と加賀は石川県根上町出身で、加賀が他界してから約1年後に松井が生まれ、血液型も同じでした。野球がしたくてもできなかった加賀の悔しさを、生まれ変わった松井が晴らしたというのが、都市伝説が生まれた背景です。
ちなみに、加賀の自宅前には浜小学校があり、野球をよく見ていたそうです。この小学校は松井秀喜が後に通う学校です。妻の道子は、松井宅を訪れたことがあり、松井から「この歌、大好きです」と言われたことがあります。加賀の長女は、浜小学校の校長を務めていました。 加賀の孫は、加賀大介のことを「雲のおじいちゃん」と呼んでいたそうです。
加賀大介の野球への思いが、このような伝説を生んだのだと思われます。
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