田志希 中国から韓国に帰化した女子卓球選手
田志希(チョン・ジヒ)は中国から韓国に帰化した女子卓球選手です。現在ランキングは26位で、ワールドツアーでは日本選手とも戦うことが多い、ライバルの一人になっています。このページでは、田志希のプロフィールやプレースタイルなどをまとめています。
田志希(チョン・ジヒ)
国籍は韓国(中国出身)
159㎝
現在ランキングは26位
左シェークドライブ速攻型
卓球コーチである父親の影響で、8歳からプレーを始める。
名門の山東魯能出身。
2007年には国家女子2軍チームとして、アジアジュニアに出場。森薗美咲、梁夏銀を破って準優勝だった。また、全中国選手権ではベスト16入りをはたした。
2011年に韓国に帰化した。
現在はポスコパワーに所属。
打球店の高い、切れ味鋭い両ハンドのショットが武器。特にバックハンドを得意としている。韓国に移籍してからは、前進速攻という韓国型の卓球も身につけている。
韓国の印象として、「中国と違いコーチや同僚が声をかけて励ましてくれるので、心強いので力が出る」と話している。
中国から、各国への帰化の流れ
中国には登録選手だけで3000万人を超える卓球選手がいます。そのため、多くの選手が、五輪などの出場を求めて、外国に帰化するケースが多くあります。
韓国だけでも、唐イェ序、郭芳芳、姜美順、石賀浄といった選手が、中国から帰化しています。
この流れに歯止めをかけるため、2008年から代表経験がある選手が帰化した場合には、世界選手権やワールドカップに出場できないという、移籍制限がかけられています。ただ、ワールドツアーや五輪への出場は認められているので、完全に帰化する選手がいなくなったわけではありません。