5月24日世界3大レース・モナコGP決勝! モンテカルロ市街地コースを制するのはどのドライバーか!?
いよいよモータースポーツファン注目のモナコGPが開幕します。低速の市街地コースで、道幅が狭く追い抜き困難なこのコースですが、毎年、リタイアが続出して、意外なチームが上位進出することもあるスリリングなコースとなっています。マクラーレンホンダのアロンソも「ポイントを獲得できるチャンス」と語るなど、驚くような展開になるのでしょうか!?
第6戦モナコグランプリ
世界3大レースの一つ。
モナコ公国のモンテカルロ市街地コースで行われる、F1GP序盤戦の華。
1929年に第1回レースが開催。
1950年のF1選手権発足時から組み込まれている、イギリスGP、イタリアGP、ベルギーGPと並ぶ伝統あるコース。なお、同じコースが採用され続けているのはモナコGPのみである。
人口3万人のモナコ公国に、グランプリ期間中は、20万人の観光客が押し寄せる大々的なイベント。
モナコGPの主催者は唯一、開催権料を免除されている上、看板広告収入もすべて自分たちの利益になっている。
過去5年の優勝者
2014年:ニコ・ロズベルグ
2013年:ニコ・ロズベルグ
2012年:マーク・ウェバー
2011年:セバスチャン・ベッテル
2010年:マーク・ウェバー
放送日時
BSフジ
5月23日(土)24:00~25:00
5月24日(日)23:30~25:10
フジテレビNEXT
5月21日(木)16:55~18:40(フリー走行)
20:55~22:40(フリー走行)
5月23日(土)17:55~19:10(フリー走行)
20:50~22:50(公式予選)
5月24日(日)20:50~23:50(決勝戦)
※フジテレビONEで放送される再放送などは公式ページでご確認ください。
モンテカルロ市街地コース
モンテカルロ区とラ・コンダミーヌ区を閉鎖して造られる1周3340mのコースである。
コース幅が狭く、追い抜きが困難なため、予選結果が大きく影響するコースである。そのため、ポールトゥウィンの回数が非常に多い。
一方で、無理な追い抜きが起こり、リタイアするドライバーも多い。
高い技量、集中力を擁するコースであり、過去にはアイルトン・セナが6勝、シューマッハが5勝というように、名手の名が優勝者には連なっている。モナコで強いドライバーは、モナコマイスターと呼ばれることがある。
平均速度160㎞と最も遅い。コース距離が最も短い。
コース前半のモンテカルロ区は、高級ホテルなどが立ち並ぶ丘陵部を上り下りする。次に海沿いのトンネルを通過して、ラ・コンダミーヌ区に出る。ラ・コンダミーヌ区はクルーザーやヨットが停泊する港湾部で、海岸沿いを走行することになる。2車線道路を採用しており、直線がほとんどない。19のコーナーは、ガードレールで視界が遮られるブラインドコーナーで、ランオフエリアもなく、わずかなミスでリタイアとなる。
レイアウト
ホームストレート(アルベール1世通り)
サン・デボーテ:軽く左に曲がり、鋭く右にターンする第1コーナー。入口が狭く、スタート直後の多重事故が起こりやすい。
ボー・リバージュ:「美しい海を望む」という名の長いのぼり坂。
マスネ:坂を上りきった標高42mの最高地点
ミラボー:イン側の排水用の溝にフロントタイヤをひっかけて右に回り込む仕掛けどころ。しかし、下り坂なので、ブレーキングが難しい。
フェアモント・ヘアピン:F1開催サーキット中、最も半径の小さいコーナー。1速50キロ弱まで減速が必要。
ポルティエ:湖の意味。ヘアピンから急に下って迎える右コーナーである。
トンネル:F1サーキット唯一のトンネルである。右にゆるくカーブするトンネルを、F1カーが火花を散らしながら、最速280キロで走り去るシーンは、多くのファンにとって印象深いエリアだろう。
ヌーベル・シケイン:ヌーベルとは新しいという意味。数少ないオーバーテイクポイントで、左に大きく切れ込み、右に切り返す低速のシケインとなっている。
プール:マリーナ沿いのプールを迂回するように設置されたコの字型セクション。
ラスカス:左に曲がりながら減速して、右に小さく回り込むヘアピンである。
アントニー・ノーズ:出口が若干左に傾いていて、大きなうねりがある最終コーナー。