片山右京物語『再起』 「人の尊さを学んだ」 元F1ドライバーが逆境から這い上がった理由とは……
片山右京物語『再起』
出典
http://ja.espnf1.com/tyrrell/motorsport/driver/1154.html
今なおF1ファンの心に残る熱きドライバーです。
明るい性格と豊かな才能で、日本のF1ファンだけではなく、世界のファンを魅了しました。
家が資産家でない右京は、とにかく根性の塊のようなレーサーでした。
莫大な資金を必要とするF1にあこがれ、海で野宿やレーシングコースのガレージで寝ながら資金をためたこともあります。
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レーサー引退後は、自転車レーサー、子供向けの自転車・山登り教室の運営、F1解説者として働きながら、精力的に登山活動を行いました。ヒマラヤ登頂も試みています。
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(社員を助けられずに、くやしさと苦痛の表情を浮かべる右京。自身は助かったが、痛々しい姿だった)
しかし、南極に行く予行練習としておこなった富士山合宿で、自らが運営する片山企画の社員2人を失いました。連日この様子は、ニュース、ワイドショーで取り上げたので多くの方がご存知かと思います。この遭難事件の後、片山右京はすべての活動を自粛し、メディアからも姿を消しました。
それから、右京は泣き、悩み、苦しみ続けました……
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自責の念にとらわれ、夢や希望、生きる力を失いかけたのです
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そんな時、支えになったのが家族であり、会社のスタッフであり、何より彼のファンだったのです。
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片山右京は語っています。
「人間は一人ではなく、たくさんの人の愛情や優しさに後押しされて生きているということに今さらながらに気付かされました」
「現役時代の僕は、何があっても痛み、苦しむのは自分なのだからと、僕を応援してくれる人たちの無償の愛情を理解しようとしないへそ曲りでした」
「しかし、今回のことで僕は心の底から初めて他人を励まし、応援する気持ちに触れ、人の優しさや人間としての行いの尊さを知ることができました」
また、右京は語っています。
「決して時間を戻すことはできない」
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再び歩みを始めた片山右京は今までの活動に加え、自らの自転車チーム「Team UKYO」を立ち上げ、最高峰のレース、ツールドフランスを目指すことを宣言しています。また、グッドスマイルカンパニーwith初音ミクでは監督となって、GTレースで優勝をはたしています!
出典:http://www.studie.jp/whatstudie/concept/motorsport/gt1201_okayama.html
「人生の本当の意味を見つけるため、再び自分自身のチャレンジを再開しなくてはなりません」
同時に右京は応援される側から、応援する側に立場を変え、必死に戦い続けている人たちを応援すると語っています。
右京はこれから、どこに向かうのでしょうか?
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右京の旅は続きます。
to be continued
※こちらの記事はF1 EXPRESS トーチュウを参考に、構成しています。
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編集後記→編集後記 片山右京物語について…