全仏OP2015 錦織が準々決勝で当たるのは、共にBIG4を破っているベルディヒ、ツォンガのどちらか…
全仏OPでは、ここまで順調すぎるほど好調な錦織圭。3回戦は相手の棄権で、休養も充分です。4回戦ではガバシュビリと対戦の錦織ですがが、良い流れのまま準々決勝に進みたいものです。
その準々決勝の相手となるのは、戦前の予想通り、ベルディヒの可能性が高まっています。現在はBIG4の一角、ナダルを押しのけて4位に位置する強敵です。一方のベルディヒの相手は、実力者のツォンガになります。この両者は共に、BIG4を4大大会で破っている数少ない現役選手でもあります。
トマシュ・ベルディヒ
出典:http://www.thetennisdaily.jp/
今季成績:34勝9敗
現在ランキングは4位だが、今季はその位置にいるだけの成績を残している。チェコ出身のプレイヤーで、身長は196㎝と恵まれている。その身長から放たれる高速サーブはベルディヒの大きな武器の一つだが、他にもグランドストロークにも優れている。特にフォアハンドは強烈かつ、精度の高いショットを打つことができる。また、フットワークも良いので、ボレーなどのネットプレーも得意としている。
2010年以前はメンタルの弱さを指摘されたが、2010年以降はトップ10に入り続け、安定した成績を残している。グランドスラムでは、すべての大会でベスト4以上の経験がある。
また、現役ではツォンガと共に、4大大会でBIG4をすべて破っている数少ない選手でもある。
今季も格下に取りこぼすことはほとんどなく、全豪OPを始め、3大会のマスターズで準決勝以上の成績を残している。
☆ベルディ、BIG4を含む、トップ10選手の選手名鑑→こちら
ジョー=ウィルフリード・ツォンガ
フランス出身
188cm/91kg
右利き・両手打ち
現在、ランキングは15位(最高は5位)
今季成績は9勝5敗
父親はコンゴ共和国から移住した元ハンドボール選手、母親はフランス人の教師
230キロを超えるサーブに、強力なストロークも兼ね備え、ネットでのボレーも上手いオールラウンダー。体のばねを生かしたアクロバティックなプレーや、ストロークのフォアは特に強力な武器である。また、重い球、角度をつけた打球で攻めてくる。
技術が高く、クロスをうまく使いこなすなど戦術も巧みである。
2014年のマスターズ・ロジャーカップでは、マレー、フェデラー、ジョコビッチというBIG4を破って優勝している。
実力はBIG4に迫るものがあるが、怪我に泣かされたプレイヤーでもある。
サッカー選手・シャルル・ヌゾクビアとははとこの関係
「僕の調子がいい日に、僕に勝つのは一仕事だと思うよ」という言葉通り、実力は高い。
一方で、接戦になると、勝利への執着心が弱い一面が出ることもある。
2015年はマドリードOPの3回戦で、ベルディヒと対戦しているが、ストレート負けを喫している。
錦織が過去4勝1敗と勝ち越している。