48連勝、年収3億ドルのメイウェザーに挑むアンドレ・ベルトという男(かつては店長!?、そのスタイルは…)
2015年9月12日(日本時間は13日)、MGMグランド・ガーデン・アリーナで、メイウェザーの持つWBA・WBC王者に挑むのが、アンドレ・ベルトになります。一部のファンからは、挑戦者として物足りない意見も聞かれますが、49連勝という偉大な記録を狙うメイウェザーを相手に、勝利を得ることはできるのでしょうか!?
アンドレ・ベルト
アメリカ出身(ハイチ系)
174㎝
1983年9月7日
スタイル:オーソドックス
プロ成績:33戦30勝3敗(23KO)
両親はハイチからアメリカに移民した。
父親であるデュセル・バットは、日本の藤原組(プロレス)に参戦したことがあるなど、意外に日本となじみが深いボクサーである。
兄と妹は総合格闘家。
1983年にフロリダ州マイアミに生まれる。
幼少期はいじめを受けていたこともあり、ボクシングを始める。
ジム通いの傍ら、10代後半には「14Kジュエリー・アウトレット」という宝石店で働き始めた。この宝石店には8年間勤め、辞める時には店長にまでなっていたという。
2001年より、全米選手権に出場し始める。この年は2回戦敗退。
2002年、2003年は全米選手権で準優勝。
2004年にはハイチ代表としてアテネ五輪に出場するも、1回戦で敗退した。
2004年に3回TKO勝利でプロデビュー。
2005年にはティム・ヒムスに130秒で勝利して、5勝目をあげる。 この後も順調に勝ちを重ね、19戦19勝(16KO)をあげる。
2007年にはデビッド・エストラーダに11回TKO勝利で、NABF北米ウェルター級王座を獲得した。
2008年には、メイウェザーが最初の引退をしたため空位となった、WBC世界ウェルター級に挑戦。ミゲール・ロドリゲス相手に、7回TKO勝利を飾って、世界王者となった。
このWBC世界ウェルター級王座を5度防衛したベルトだったが、2011年のビクター・オルティス戦での乱打戦に判定負けを喫して、王者陥落をした。
この後、IBF世界ウェルター級王者を獲得するものの、肩の手術などもあり、チャンピオン戦線からの脱落を余儀なくされた。しかし…
2015年にホセシート・ロペスと、WBA世界ウェルター級暫定王座決定戦を行い、6回TKO勝利をおさめた。この結果もあり、WBA・WBC世界ウェルター級スーパー王者、フロイド・メイウェザー・ジュニアに対戦相手に指名されるにいたった。
スポンサーリンク
パンチ力に定評があり、デビュー当時はスター候補だった。スピード、的確なパンチを武器とするハードパンチャー。 しかし、最近の試合は3勝3敗と停滞気味である。
トップボクサーの中では、決して打たれ強い選手とは言えない。そのスタイルは攻撃的で、エキサイトな試合が多いと言われる。
49連勝がかかるメイウェザーの対戦相手に抜擢されたわけだが、最初は「ジョークではないかと思った」という手厳しいファンの意見もある(実際、ウェルター級には、アミア・カーン、キース・サーマン、ダニー・ガルシア、ショーン・ポーターなどの強豪選手がそろっている)。
それでも、パッキャオ戦後にはメイウェザーは「次の対戦相手はベルトかカリム・メイフィールドのどちらかだ」と発言してきた。当初は、近況がさえないボクサーの名前をあげたので、メディアには冗談ではないかとさえ取られていた。
対戦相手は、メイウェザー陣営が決めることになっている契約が存在する。
メイウェザーにとっては、パッキャオとの世紀の一戦後ということ、9月と準備期間が短いこともあり、対戦相手がベルトに落ち着いたようである。
ベルトの 趣味はテレビのフードネットワークを見ながら、友人と電話したり、メールすること。
試合日には、体にココアバターをぬって、映画を見て、気持ちを高めると言う習慣を持つ。
☆マネーと呼ばれた男 フロイド・メイウェザー→こちら
☆ファイトマネー300億円 マニー・パッキャオ対フロイド・メイウェザー 関係者の勝敗予想は!?→こちら
☆フィリピンの英雄・6階級制覇のマニー・パッキャオは、最も背が低いプロバスケット選手!?→こちら
スポンサーリンク