ファイトマネー300億円 マニー・パッキャオ対フロイド・メイウェザー 関係者の勝敗予想は!?
世界ウェルター級王座統一戦、マニー・パッキャオ対フロイド・メイウェザー戦が、日本時間の2015年5月3日に行われます。試合会場はアメリカのラスベガス・MGMグランドガーデンアリーナになります。両者のファイトマネーを合わせると300億円を超えると言われる世界注目の1戦。前評判は、メイウェザーの方が高いようですが、今から試合が楽しみです。様々なプロボクサーや関係者の意見をチェックしましたが、メイウェザーの旗色が圧倒的に良いようです。
ちなみに、放送の方はWOWOWで5月3日、10時より放送するとのことです(詳しくはWOWOWでご確認ください)。電話で確認しましたが、ネット申し込みのE割というもので申し込むと1944円で、2か月分を視聴できます。ですので、5月と6月で1944円のみとなります。そして、最短2か月での解約ができるので、最初の申し込みは割安視聴が可能になります。
マニー・パッキャオ
WBO王者
57勝5敗2分(38KO)
6階級制覇
パッキャオにとってボクシングは、貧困から抜け出すための手段でもあった。最初のファイトマネーは2ドル、ボクシングのために上京したマニラでは最初、路上生活をしながらトレーニングを積んだ。大物食いをするという意味で「パックマン」と呼ばれたパッキャオは、ボクサーとして数々の名勝負を繰り広げ、攻撃的なスタイルで絶大な人気を集めている。特にフィリピンでは英雄となり、政治家にもなった。また、破天荒なところがあり、2014年には、フィリピンでプロバスケットの選手となって試合にも出ている。
☆パッキャの選手名鑑とバスケット選手!?情報→こちら
フロイド・メイウェザー
WBA・WBC王者
47戦全勝(26KO)
5階級制覇(無敗)
スーパーウェザー級からスーパーウェルター級まで5階級を制覇し、「キング」「パーフェクト」などと呼ばれている。卓越したスピード、華麗なカウンター攻撃、最高と呼ばれるディフェンステクニックなどを武器に、エリート街道をひたはしるボクサー。一方で「マネー(金の亡者)」と呼ばれたり、恋人とのトラブルがあるなど、私生活で悪い印象も与えている。
チケットが1分で完売
4月23日に販売されたチケットは1分で完売になりました。1万6千席のうち多くが、スポンサー、両陣営に割り当てられたため、一般席は500席ほどの販売でした。一番高い特別席は120万円、一般の席でも18万円から90万円と高額です。MGM系列のホテルでは、パブリックビューイングの席を5万席分販売。入場料の総額は、88億円に達する見込みです。
ボクサー&関係者&メディアの試合予測
井上尚弥(WBOスーパーフライ級王者)&真吾(トレーナー)
史上最速の8戦目で2階級制覇をなしとげた井上は「次元が違う戦いなると思います。メイウェザーの天才的なディフェンスを、パッキャオが崩せるかどうか、その1点につきます」と語っている。井上の予想では序盤から積極的にパッキャオが攻撃に行き、メイウェザーは間、タイミング、パンチ力などをうかがい、しばらくは様子を見ていく可能性が高いという。
また、自分で戦うなら、踏み込みのフェイントをかけて、逆にメイウェザーに攻撃させ、その隙をつくという作戦をとるそうだ。ちなみに、最終的には判定でメイウェザーが勝利すると予測した。井上を育てた父親の真吾さんは、くっついてのラフファイトに、パッキャオは勝機を見出すのが良いと予想している。
参考:ナンバー
山中慎介(WBC世界バンダム級王者)
メイウェザーが判定勝ちと予測。パッキャオが以前のような踏み込み、出入りができるかどうかがカギだと語った。
西岡利晃(元WBC世界スーパーバンダム級王者)
パッキャオが1発を当てて、6回でKOすると予測。パッキャオが勝てば、夢と希望を与えるとも語った。数少ないパッキャオ支持派となっている。
時事通信「パッキャオの波状攻撃がカギ」
メイウェザーは相手の打ち始め、打ち終わりを狙う。対するパッキャオは速いジャブから得意のワンツーにつなげていきたい。すなわち、メイウェザーが打ってくる前に、鋭く踏み込み、ワンツーや逆ワンツーから波状攻撃につなげていく形だ。とはいえ、打ち気にはやって、ガードがおろそかになり、体が前につっこめばメイウェザーの得意のカウンター攻撃が待っている。
The Pageより
村田諒太(ロンドン五輪金メダリスト)はメイウェザーを有利と語る。メイウェザーがジャブをうまく使い、パッキャオの入り際に右を合わせ、攻撃を空転させ、メイウェザーの中差の判定勝ちと予測している。
一方、両者と戦った経験があるマルケスはメイウェザー有利の風潮に疑問を呈している。「メイウェザーにとって危険な試合になるだろう。彼はパッキャオほどのスピード、積極性、パワーを備えたボクサーとの対戦経験はないのだから」という主旨の発言をしている。
関係者の意見の要約
バーナード・ホプキンス(ミドル級4団体統一、49歳で2団体統一したレジェンド)
最初の5、6Rは一進一退だろうが、その後はメイウェザーが狙い撃ちする訓練のような一方的な展開になるだろう。パッキャオのディフェンスは最高ではない。対するメイウェザーは、鋭いパンチやカウンターなどで迎え撃てる。
アブネール・マレス(3階級制覇したボクサー)
パッキャオは手数も多く、爆発力がある。しかし、メイウェザーは自分の土俵で戦わせることができる。また、パッキャオはスキルが高い選手相手だと、考えすぎる傾向がある。
ポール・マリナッジ(2階級制覇のボクサー)
5年間、メイウェザーが勝つと語っていて、その理由を変化に富んだ攻撃ができるからと語る。
アミール・カーン(スーパーライト級2団体制覇のイギリスのスピードスター)
メイウェザーが動いてクリーンショットを当てて、パッキャオにフラストレーションを与える展開になるだろう。最後は判定勝ちだ。
オスカー・デ・ラ・ホーヤ(元6階級制覇の伝説的ボクサー)
3年前なら間違いなくパッキャオだが、今はメイウェザーだ。しかし、間違いなくリスペクトされ続けるのはパッキャオだ。
以上・関係者の意見はボクシング関係者によるメイウェザーvsパッキャオの勝敗予想 - NAVER まとめを参考