バルセロナオープン4月20日開幕 錦織も出場! 大会概要と有力選手を紹介! ナダル、ラオニッチ、フェレールらライバルも参戦!
マイアミOPでは惜しくもベスト8で絶好調のイスナーに敗れた錦織。舞台はアメリカ大陸からヨーロッパへと移り、サーフェスもハードからクレーへと移っていきます。錦織が次に参加する大会はバルセロナオープンになります。クレーが得意な錦織が2014年に優勝している相性の良い大会になります。しかし、この試合にはナダル、ラオニッチ、フェレールら強豪選手も多数参加。激戦が予想されます!
バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル
スペイン・バルセロナで開催
会場:レアル・クラブ・デ・テニス
ATP500
屋外のクレーコート
2003年から2013年までスペイン勢が優勝を独占していたが、2014年に錦織が破った
近々5年の優勝者:2014年・錦織 2013年~2011年・ナダル 2010年・フェルナンド・ベルダスコ
ナダルの優勝回数は実に8回を数えるなど、スペイン勢が強い大会
放送予定:GAORAにて準決勝、決勝の放送は決定している
有力参加選手
錦織圭
出典:http://www.bloomberg.co.jp/
日本/島根県出身
178cm/70kg
右利き・両手打ち
現在ランキング4位
日本男子テニスに革新をもたらし、常識を打ち破った選手
アジアのテニス界を引っ張る旗頭
欧米の選手がほとんどの中で、アジア勢で唯一トップ勢に食い込む存在
アメリカのIMGアカデミーを拠点にしている
テニス選手としては小柄だが、それを補うだけの高い能力を有する
バリエーション豊かな多彩なショット、ストロークの攻撃力、高い予測力と足の速さ、スイングスピードの速さ、相手のプレーに合わせる対応力、世界屈指のリターン力を武器にしている
ウィニングショットの一つにはバックスピンをかけたドロップショットがある
ベースラインから一歩前に進んでのサービスリターンでは、強烈なダウンザラインでリターンエースを奪うことが多い。それゆえ、世界屈指のリターナーの一人に挙げられる
間合いを詰め、返球を早くすることで、相手の考える時間、予備動作のための時間を奪う
課題の体力も近年は向上している
サービスのスピードも200キロを突破するようになった
最終セットの勝率が79,1%ととても高く、歴代選手トップの記録を誇っている。つまり、勝負強いということだ(2014年は9割を誇った)
父親の指導もあり、幼い時から絶対に諦めないプレーこそ錦織の真骨頂である
ツアータイトルは2015年メンフィスOP・2008年のデルレイビーチなど9勝を誇る日本のエース
2015年2月に行われたメキシコOPの準優勝でランキングは4位にあがった。それ自体は画期的なことだが、グランドスラムでの優勝はない。名実ともにBIG4の壁を破ったと言えるようになるには、まだ大きな壁が待っている…(現在はランキング4位に上昇)
錦織をもっと知る→錦織が引退を考えた時に踏みとどまらせた言葉/両親が語る少年時代の錦織/錦織の基礎を気付いたIMGアカデミーとは…?/錦織の2015年の試合速報などのまとめ
ラファエル・ナダル
スペイン出身
185cm/85kg
現在、ランキング3位
左利き・両手打ち
4大大会14勝
特にクレーコートでその強さを発揮し、全仏では5連覇を含む9勝と無類の強さを発揮している
叔父が元サッカースペイン代表のDFミゲル・アンヘル・ナダルということもあり、少年時代はサッカーの有望選手だった(とにかく、ほめない厳しい人物である)
2001年、15歳でプロ入り 2005年は飛躍の年となり、19歳の若さで全仏を制した
強烈なスイングスピードから繰り出す重いトップスピンで、相手を後方に追い詰め、ドロップショットでしとめるパターンが一つの形
圧倒的な運動量と早く持続力のあるフットワークで攻守に長けるアグレッシブな選手。また、テニスへの情熱を体現する選手
そのプレースタイルは体を酷使し、膝に持病を抱えている
しかし、彼はアグレッシブさを非常に好み、そのプレイスタイルで自分を表現している
サッカーの大ファン ドラゴンボールマニアでDVDは全巻持っており、旅行にまで持ち歩くほどである
フェデラー同様、慈善活動に熱心である
ミロシュ・ラオニッチ
出身はモンテネグロだが3歳でカナダに移住
196cm/98kg
右利き・両手打ち 現在、ランキング6位
ツアーシングルス6勝(2014年度末)
カナダのエース
長身から繰り出す高速サーブは250km/hを誇る真のビックサーバー
1stサービスのポイント獲得率など、サービス関連のスタッツはほとんどの部門でトップクラスである
守備より攻撃的テニスを好むのは、憧れであるピート・サンプラスの影響があるようだ
2010年の楽天OPが活躍のきっかけの一つとなったため、日本びいきになった。有名な親日家である
お寿司が好物
2014年には全米ベスト16で錦織と対戦して敗れている。試合終了時間が夜中の2時を回る熱戦だった
ダビド・フェレール
スペイン出身
右利き・両手打ち
現在の世界ランキングは7位(最高は3位)
175cmと小柄なプレイヤー
2015年・1月の全豪OPで錦織と対戦し、敗北した。しかし、2月のメキシコOP決勝でリベンジしている
「リトルビースト」という異名を持つ、屈指のリターナー
強靭なスタミナ、安定したメンタル、勝負強さを持つ選手
とにかく粘り強いストロークが信条
ポジショニングも良く、ハードコートでも結果を出す
その粘り強いプレースタイルから、日本にも多くのファンを持つ
マリン・チリッチ
出典:http://www.gettyimages.co.jp
ユーゴスラビア(クロアチア)出身
198cm/82kg
右利き・両手打ち
現在、世界ランキング10位
7歳よりテニスを始める
2014年のグランドスラム・全米では、錦織を破って4大大会、初優勝をはたしている
長身(198cm)から打ち下ろすサービスと強力なフォアが武器
ボブ・ブレットにテニスを学んでおり、オージースタイルのボレー、丁寧なバックハンドを身につけている
非常に真面目な性格だが、メンタル勝負に脆い一面もある
ACミランの大ファン
フェリシアーノ・ロペス
出典:http://www.gettyimages.co.jp
スペイン出身
188cm/85kg
左利き・方手打ち
現在、ランキングは12位
33歳にしてランキングを更新する、老いてなお盛んなベテラン
サーフ&ボレーを得意としている
伝統的にクレーコートを得意とするスペイン勢にあって、芝(グラス)を得意とする珍しいタイプ
サーブも強烈な武器である
2008年にはデビス杯で、スペインを優勝に導いた代表の1人だった
2015年のBNPバリパOPベスト16では、スライスを多用して錦織のリズムを崩して破っている→速報:錦織VSロペス
ジョー=ウィルフリード・ツォンガ
フランス出身
188cm/91kg
右利き・両手打ち
現在、ランキングは13位(最高は5位)
父親はコンゴ共和国から移住した元ハンドボール選手、母親はフランス人の教師
230キロを超えるサーブに、強力なストロークも兼ね備え、ネットでのボレーも上手いオールラウンダー。ストロークのフォアは特に強力な武器である
技術が高く、クロスをうまく使いこなすなど戦術も巧みである
2014年のマスターズ・ロジャーカップでは、マレー、フェデラー、ジョコビッチというBIG4を破って優勝している
実力はBIG4に迫るものがあるが、怪我に泣かされたプレイヤーでもある
サッカー選手・シャルル・ヌゾクビアとははとこの関係
「僕の調子がいい日に、僕に勝つのは一仕事だと思うよ」という言葉通り、実力は高い